オススメの
「徹底活用法」
をお教えします!
伝説の編集長
山本隆行が伝授!
『会社四季報』元編集長。『会社四季報』記者として多岐にわたる企業・業界を担当したほか『週刊東洋経済』では副編集長として主にマーケットや投資に関する企画を担当。2002年『オール投資』(現在休刊)編集長、証券部編集委員、名古屋支社長などを経て、2012年『会社四季報』編集長。
『会社四季報』元編集長。『会社四季報』記者として多岐にわたる企業・業界を担当したほか『週刊東洋経済』では副編集長として主にマーケットや投資に関する企画を担当。2002年『オール投資』(現在休刊)編集長、証券部編集委員、名古屋支社長などを経て、2012年『会社四季報』編集長。
会社は生き物。
年4回欠かさず読むべし。
四半期決算のできる前から年4回発行していた
なぜ『会社四季報』は年4回なのか?という質問をよくいただきます。「四半期決算に合わせているから」とみなさん回答しますが、そうではありません。『会社四季報』発売当時の企業情報誌は年1~2回刊行だけでした。しかし、「株式会社を見る場合には、日々刻々の息吹を知る必要がある」(序文『発刊に就て』)との問題意識から、年4回刊行の『会社四季報』が創刊されたのです。
各号の特徴をマスターし、変化を読み取る
『会社四季報』は年に一度だけ購入している、という方も多いのではないでしょうか?
年4回発売される『会社四季報』には、決算時期と連動してそれぞれ違う特徴があります。3カ月ごとに送られてくる定期購読なら情報の抜け漏れがなく、時期に合わせたトレードが可能です。
研究したい会社が記者からどんな評価を受けてきたのか、予想と実際の結果がどうだったのかなど詳しく調べたり、過去と見比べて評価の変化を振り返ったりできます。
夏号 6月発売
上場企業の約7割は3月期決算 企業です。「夏号」の特長は3月実績を完全収録していること。記者は取材を通して会社側の計画が甘すぎたり堅すぎたりしないかを吟味し、前期実績との比較を中心にコメントしています。
注目POINT
業績予想、コメント
秋号 9月発売
第1四半期決算の実績を踏まえて、前号の期初予想を見直す号。記者は為替や市況など前提条件に変化はないか、期初に立てた予想数字に狂いが生じ始めていないかなどを中心に確認。四季報独自の「サプライズ予想」が徐々に増えてきます。
注目POINT
増額・減額の有無
新春号 12月発売
事業年度の折り返し地点を過ぎ、通期見通しがはっきりしてきます。記者にとっては腕の見せどころ。大胆な上振れ予想、下振れ予想が随所に出てきます。年間を通して最もサプライズ企業を発掘しやすい号といってよいでしょう。
注目POINT
増減額、来期予想
春号 3月発売
記者の視点は来期の動向に移ります。業績欄のコメントも半分以上が来期に関するものとなり、「見出し」(先頭の【 】の部分)も来期の業績を象徴した言葉になっています。有望企業を先回り買いするにはうってつけの号です。
注目POINT
業績のトレンド
最新号を手に入れたら
まずここを見る!
事業構成、記事、業績欄で
会社の7割が分かる
『会社四季報』が使いこなせずに挫折した経験はありませんか?銘柄選びにおいて重要なポイントは
①何で儲けているか?②いつ買うか?③どれくらい稼いでいるか?
の3つです。図の3項目を見ることで、その会社の実態と将来が見えてきます。
まずは上方修正企業をチェック
前号に比べて予想営業利益を増やしたかどうか欄外の記号で確かめられます。
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30%以上上昇
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会社比強気
会社が予想を据え置いた場合でも、『会社四季報』は独自に利益予想を増減させることがあります。発売日に株価が上昇するいわゆる「四季報相場」になる企業はそうした独自増額企業が多いようです。
四季報記者が独自増額した企業に要注目!
次の日本KFCホールディングス(9873)の誌面をご覧ください。2019年3月15日に発売された19年春号で、『会社四季報』は19年3月期営業利益を22億円と予想しました。会社側のこの時点での営業利益計画は期初に発表した10億円のままでしたが、『会社四季報』は会社側の予想を過小だと判断し、独自の予想数字を練り上げたのです。
実は『会社四季報』は、すでに前号の新春号で独自増額予想を立てていました。それを春号では、さらに引き上げたため、業績記事で「再増額」と記述しています。
そして、5月8日に会社は19年3月期決算と同時に上方修正を発表し、営業利益を22.06億円に引き上げて着地しました。会社側の予想が、四季報予想を追随したわけで、『会社四季報』の独自予想の的確さを裏付けた例です。
あの投資家たちも
愛読しています
川の流れのように変化し続ける経済
継続して読むからこそ、その流れがわかる
『会社四季報』は「生きた会社要覧」。最新号には企業の「今」が凝縮されています。つまり2度と同じ『会社四季報』は生まれません。だからこそ最新号を読み続ける必要があるのです。経済は川の流れのように常に変化します。『会社四季報』を継続して読めばその流れがわかります。
複眼経済塾株式会社 代表取締役塾長
渡部 清二さん
大きな経済の流れから業種の動向、
企業の変化まで
マクロもミクロも同時に把握できます
続けて読むことで、新しいテクノロジーやテーマを先取りでき、大きな経済の流れもわかります。全銘柄をチェックできるので自分の知らない企業との出会いがあります。手元に届いたらすぐ全銘柄のチャートをチェック。月足でピョコっと陽線が立っているものをピックアップすれば、スピーディに有望銘柄を見つけられます。
株式投資スクール講師
藤川 里絵さん