大震災に学ぶ社会科学 第5巻 被害・費用の包括的把握

植田 和弘編/寺西 俊一執筆/除本 理史執筆/大森 正之執筆/吉田 文和執筆/細田 衛士執筆/伊藤 康執筆/大沼 あゆみ執筆/朱宮 丈晴執筆/佐藤 真行執筆/山口 臨太郎執筆
2016年3月4日 発売
定価 3,996円(税込)
ISBN:9784492223604 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:322

東日本大震災と震災が引き起こした原発事故の被害、および震災後の復興により発生した費用の様々な側面について議論を展開する。

第1部「原発事故の被害・費用の把握」では、福島第一原発事故により発生した被害・費用を包括的に把握する。

第2部「震災対策としての被害・費用の把握」では、東日本大震災後の復興を進める上で浮上した新たな被害・費用の把握を行う。

第3部「包括的富アプローチによる被害・費用の把握」では、持続可能性指標として注目される包括的富のアプローチによる被害・費用の把握を行う。

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概要

東日本大震災と原発事故の被害、および復興により発生した費用を包括的に把握することを試みる。

目次

序 章 持続可能な発展から見た被害評価

第1部 原発事故の被害・費用の把握

第1章 福島原発事故の影響・被害と経済的評価
第2章 原発事故による「ふるさとの喪失」:「社会的出費」概念による被害評価の試み
第3章 原発事故被災地域の被害・救済・復興
第4章 ケイパビリティ・アプローチに基づく原発事故の被害評価

第2部 震災対策としての被害・費用の把握

第5章 災害によって生じた廃棄物の処理費用と今後の課題
第6章 除染の費用対効果
第7章 東日本大震災復旧計画としての防潮堤と被災地復興をめぐる諸問題

第3部 包括的富アプローチによる被害・費用の把握

第8章 再生可能資源を中心にした自然資本の震災影響
第9章 包括的富アプローチによる被害の把握

終 章 被害・費用を測る

補 論 データに見る原発事故の被害
 

著者プロフィール

【編者】
植田 和弘 うえた・かずひろ
京都大学大学院経済学研究科教授。京都大学工学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(経済学)、工学博士。京都大学大学院経済学研究科長、環境経済・政策学会会長等を歴任。著書:『国民のためのエネルギー原論』(共編著、日本経済新聞出版社、2011年)、『緑のエネルギー原論』(岩波書店、2013年)。訳書:ダスグプタ『サステイナビリティの経済学』(監訳、岩波書店、2007年)、他。

【執筆者】
寺西 俊一 てらにし・しゅんいち
一橋大学大学院経済学研究科特任教授

除本 理史 よけもと・まさふみ
大阪市立大学大学院経営学研究科教授

大森 正之 おおもり・まさゆき
明治大学政治経済学部教授

吉田 文和 よしだ・ふみかず
愛知学院大学経済学部教授、北海道大学名誉教授

細田 衛士 ほそだ・えいじ
慶應義塾大学経済学部教授

伊藤 康 いとう・やすし
千葉商科大学人間社会学部教授

大沼 あゆみ おおぬま・あゆみ
慶應義塾大学経済学部教授

朱宮 丈晴 しゅみや・たけはる
公益財団法人日本自然保護協会 自然保護部エコシステムマネジメント室 室長

佐藤 真行 さとう・まさゆき
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授

山口 臨太郎 やまぐち・りんたろう
京都大学大学院経済学研究科特定准教授 (自然資本経営論講座)