長期不況の理論と実証

浜田 宏一編著/原田 泰編著/内閣府経済社会総合研究所編著
2004年7月16日 発売
定価 4,180円(税込)
ISBN:9784492394281 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256

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概要

1990年代の日本はなぜ長期停滞に陥ったのか。金融政策の影響、為替レートの影響、名目賃金の下方硬直性、デフレ下の実質資本コストなど、あらゆる側面からの実証を試みる。

目次


序 章 平成不況の金融的要因
第1章 平成不況の性格は何か
第2章 日銀理論とは何か
      :名目短期金利ゼロの下限と金融政策
第3章 信用乗数の変化はいかに説明できるか
第4章 為替レートは金融的要因で説明できるか
第5章 銀行貸出、マネー、その他の資金調達手段の優位性
第6章 経済学ではデフレーションを説明できないのか
第7章 マクロ計量モデルによる歴史的シミュレーション
      :1990年代の金融政策の効果
第8章 賃金の硬直性と金融政策の重要性
第9章 デフレ期待と実質資本コスト
      :ミクロデータによる90年代の設備投資関数の推定
第10章 どうすればデフレ期待を反転できるか
      :国民生活モニター調査(個票)による検証