欧州解体

ロジャー・ブートル著/町田 敦夫 訳
2015年8月27日 発売
定価 1,944円(税込)
ISBN:9784492444177 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:400

英国、ギリシャの離脱でEUは崩壊の道へ進むのか。

ドイツが覇権を握るのか。

デフレ社会の到来をいち早く予言した英国No.1エコノミストによる新たな警告。




現在のEUは、政治的・経済・外交的にどう間違っているのか、

EUに内在する矛盾と機能不全を分析し、EUの失敗を論じる。

イデオロギーではなく、合理的な経済分析から説き起こしていく、タイムリーでバランスの取れた一冊。



「EUは本来、誤った決断をするようにできているのだ。ユーロのつまずきがEUの解体を招くなら、私たちはそれを、EUの内的矛盾の結果として起こった必然的なできごとと見なすべきだろう。カール・マルクスならそう言ったはずだ。」(本文より)



●ギリシャのユーロ離脱にイタリアも追随、一気にユーロ圏は解体へ

●統一通貨ユーロはユーロ圏全体をゲルマン的にした

●国民投票でEU離脱後の英国は成功する

●フランスは中核国から周縁国へ

●ベルリン、ミュンヘン、パリ、マドリッド、ローマ、ミラノ、ベネチアなど、都市国家が欧州に再び出現

●今後のEUが手本とすべきはNAFTAとASEAN

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概要

英国、ギリシャ離脱でEU崩壊、ドイツ覇権の行方は?デフレ社会の到来をいち早く予言した英国No.1エコノミストによる新たな警告。

目次

プロローグ ヨーロッパの混迷

第1部 EUの起源と現在の目的
1章 EUはいかにして、またなぜ創設されたのか
2章 政治制度としてのEUが抱える問題点

第2部 EUの経済学
3章 EUは経済的に成功したのか?
4章 単一通貨ユーロが抱えるトラブル
5章 経済的惨事を避けるための政策
6章 欧州経済に未来はあるのか

第3部 改革か、解体か、はたまた離脱か
7章 EUは進んで改革に取り組むことができるのか?
8章 大胆な改革を強いるものは何か?
9章 EU離脱のコストと利益
10章 EUの代わりとなりうる協定

エピローグ 贈り物をせがむギリシャにご用心

著者プロフィール

ロジャー・ブートル  【著】
ろじゃー・ぶーとる

英国シティのNo.1エコノミストのひとり。1999年にロンドンに設立された欧州最大の経済調査会社「キャピタル・エコノミクス」創業者兼経営者。ベストセラーになった『デフレの恐怖』(邦訳、東洋経済新報社)でデフレ時代の到来をいち早く予測した。ブラウン政権では、独立経済アドバイザーとなる。下院財務委員会の顧問も務め、保守党政権が選出した「ワイズ・メン」のひとりでもある。テレビやラジオに頻繁に出演するほか、デイリー・テレグラフ紙に定期的にコラムを執筆。「コメント・アワード2012」では経済分野の年間最優秀コメンテーターに選ばれた。2012年7月、キャピタル・エコノミクスのチームと共に栄えある「ウォルフソン経済学賞」を受賞。オックスフォード大学出身。

町田 敦夫   【訳】
まちだ あつお

翻訳家。『20世紀最高の経済学者 ケインズ 投資の教訓』『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい』(東洋経済新報社)、『背番号10のファンタジスタ』(ベースボール・マガジン社)、『目で見る脳の働き』(さ・え・ら書房)などの訳書を出す一方、『ナショナルジオグラフィック日本版』『フォーブス ジャパン』などで雑誌記事を翻訳。映像メディアの翻訳も多い。