躍進する中国企業

週刊東洋経済eビジネス新書No.281

週刊東洋経済編集部編
2019年1月17日 発売
定価 440円(税込)
ISBN:9784492920824 / サイズ:e新書/並/144

中国政府が製造業の長期ビジョンを定めた「中国製造2025」。「製造業革新センター」「IoTと製造業の結合」など5つのプロジェクトと「新時代情報技術産業」「高度デジタル工作機械・ロボット産業」など10業種を選定。25年、35年、49年にそれぞれ達成すべき目標を定め、最終的には「(米国を超える)製造強国の最先端に到達する」ことを旨とする産業政策だ。大規模な研究開発投資、高度人材の投入などで、中国企業の躍進が目覚しい。ただ、こうした中国の強みが今後も続くかは不透明だ。米トランプ政権の下で米中摩擦が激しくなり、これまでの手法がこれからも継続できるかは見通せない。こうした背景のもと、AI、半導体、工作機械などの産業分野で中国企業の実力を徹底検証。企業規模だけでなく、技術力の視点も交え、日本企業との対比も交えてリポートする。中国企業と真っ向勝負するにせよ、補完関係を築くにせよ、まずは相手をよく知ることが肝要だ。多くの産業を俯瞰することで、日本経済の活路が見えてくる。

本誌は『週刊東洋経済』2018年9月15日号掲載の30ページ分を電子化したものです。

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概要

ファーウェイ、アリババ、テンセント…。中国企業の躍進が目覚ましい。産業政策、大規模投資、高度人材の供給などが強みの源泉だ。産業分野ごとの中国企業の実力を徹底検証。日本企業との対比も交えてリポートする。

目次

〔現地ルポ!〕これが中国流イノベーションだ
【AI】AI大国化する中国 音声・画像認識で躍進
INTERVIEW 日本も世界最先端の技術を持っていた(勞 世竑)
【半導体】衰退する日の丸半導体 背後に迫る紫光集団
【ディスプレー】液晶、有機ELともに世界トップ目指す国有企業BOE
【スマホ】アップルを抜いたファーウェイ
【電池】パナを抜いたCATL 日系自動車もすり寄る
【エアコン】ダイキンと格力 激化する首位攻防戦
中国経済5つの死角① 習1強体制への不満
INTERVIEW 中国の成功は続かない(W・オーバーホルト)
【自動運転】ホンダ・インテルも参画 百度「アポロ計画」の磁力
【EV】自動車産業の逆転を狙う中国
【ロボット・工作機械】美的の独KUKA買収に高まる警戒感
INTERVIEW ロボットの雄・安川電機の戦略(小笠原 浩)
中国経済5つの死角② 産業政策「中国製造2025」の限界
〔現地ルポ!〕アリババ・テンセントの革新力
中国が生んだ2頭の“駿馬” 馬雲&馬化騰
【フィンテック】アジア進出を加速 アリペイが黒船に?
中国経済5つの死角③ 人民元安は大丈夫か? 中国の金融政策にリスク
【鉄道車両】規模で劣っても国際化では負けない
【原子力プラント】中国原発産業の実力
中国経済5つの死角④ “一帯一路”に内外で反発
【造船】中国が世界首位の造船大国に躍進
【宇宙開発】軍民融合の宇宙開発
【ドローン】DJIが世界を席巻 巨人が目指す「万能」
中国経済5つの死角⑤ 進まない国有企業改革 革新は民営企業が主体に

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ