読解力を鍛える

週刊東洋経済eビジネス新書No.329

週刊東洋経済編集部編
2020年3月30日 発売
定価 550円(税込)
ISBN:9784492921302 / サイズ:e新書/並/154

 21世紀に入って、AI(人工知能)などのテクノロジーが急速に進展し、社会が求める最適解が変わってしまった。デジタライゼーションによって、これまで人がやっていた読解力のいらない仕事が突然なくなるということも起こる。
 新井紀子・国立情報学研究所教授が開発を主導した、読解力を測るリーディングスキルテスト(RST)。東証1部上場企業にも、正答率が中学生の平均並み、項目によっては中学生の平均を下回る社員がいるという。
 読解力を鍛えるメリットは大きい。新しいことを自分で学ぶ力やコミュニケーション力が身に付き、生産性向上が期待できる。同時に、論理力を高めることは、読解力だけでなく、教養や思考力、語彙力を養うことにもつながり、これからの社会を生き抜く強力な武器になる。人生を変えたいと思うなら、文章の読み方から変えよう。

本誌は『週刊東洋経済』2019年10月12日号掲載の34ページ分を電子化したものです。

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概要

急速な進化を続けるAI。いずれAIに代替される仕事も出てくる。そんな時代を生きるビジネスパーソンに求められるスキルが「読解力」だ。AIが不得手とする読解力が必要な仕事は、今後も人が担うことになる。

目次

企業を悩ます「読解力不足」
リーディングスキルテストの問題を解いてみよう
RSTのタイプ別分析 あなたはどれに当てはまる?
INTERVIEW 国立情報学研究所 教授・新井紀子
 読解力のない経営者や社員は会社を潰すリスクがある
論理の基本ルールを学ぼう
東大生が教える「読書術」
新しい言葉のインプット術
言葉の定義を押さえ前提を明確にしよう
難解な法律条文を正しく読む方法
統計データは疑うことから始めよう

著者プロフィール

週刊東洋経済編集部  【編】
しゅうかんとうようけいざいへんしゅうぶ