特集「沸騰!ソフトウェア革命 トヨタの挑戦」を担当した横山隼也です。
「SDVと聞いても一般の人は何を言っているのかわからない」。ある自動車メーカーの幹部から聞いた一言がこの特集の原点です。100年に1度の変革期と言われる自動車業界。EVシフトだけでなく、今は自動運転やソフトウェアが競争軸に加わっています。そしてその中で世界市場で爆発的に拡大すると言われているのが、ソフトウェアが車の価値を定義する「Software Defined Vehicle(ソフトウェア定義車両、SDV)」です。
SDVは簡単に言えば”車のスマホ化”。ソフトウェアアップデートが可能になり、購入後も保有する車の価値が上がり続ける、というのが今盛んに言われているのです。ではSDVで車の何が変わって、新たなビジネスが生まれるのか、ビジネス構造が変わるのか、そして自動車メーカーの今後はどうなるのか、というのをわかりやすくまとめて伝えたいというのが特集の狙いです。
このSDV化の流れの中、中国勢をはじめとする新興勢力が日本車の得意な市場に攻め込み始めています。アメリカのテスラはロボットタクシーやヒューマノイドロボットに進出し、事業転換へ動き出しました。SDVの競争軸は、高度なAIや高性能な半導体をいかに取り込めるか。既存の自動車メーカーの「新車売り切り」ビジネスからいかに脱却できるかに移りつつあります。
そして、世界一のトヨタ自動車も主力車種「RAV4」のフルモデルチェンジとともに、SDV参入の一歩を踏み出しました。
はたしてトヨタを筆頭に日本勢は生き残れるのか。ぜひ、ご覧ください。
担当記者:横山 隼也(よこやま じゅんや)
報道部で、トヨタ自動車やホンダなど自動車業界を担当。地方紙などを経て、2020年9月に東洋経済新報社入社。好きなものは、サッカー、サウナ、ビール(大手もクラフトも)。1991年生まれ。