週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2026年9月19日・26日合併号
2026年9月14日 発売
定価 950円(税込)
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【特集】AI・半導体 需要爆発

キオクシア1990%、韓国SKハイニクス550%……。いずれも52週株価騰落率です。今年、日本を含め製造業に強いアジアで株価が高騰しました。主役は利益爆増のメモリー半導体企業。アメリカ中心だったAI投資ブームが波及し、日本が強い装置や材料メーカーも潤っています。この現象はバブルなのか?それともスーパーサイクルなのか?特集「AI・半導体 需要爆発」では、エヌビディアを筆頭に、キオクシアやYMTC、オムニビジョン、ラピダス、レゾナックなど各社の情勢をリポートしていきます。
 

【スペシャルリポート】最側近が独白 鈴木敏文 「変化対応」とその素顔

「鈴木さんは常に新しいことに挑戦していました」――。50年にわたって歩みを共にした参謀が明かす、希代の経営者の真の姿。
 

【産業リポート】日東電工 ニッチトップの生き方

「脱・スマホ依存」に向けて、半導体領域へ舵を切る。
 

【スペシャルインタビュー】
元法相、自民党幹事長代理 古川禎久

“ロング・エマージェンシー” 次の危機にも動ける国へ

 

担当記者より

特集「AI・半導体 需要爆発」を担当した横山です。

生成AIを起因としたデータセンター投資の活況に沸く半導体業界。その牽引役とも言えるアメリカのエヌビディアCEO、ジェンスン・フアン氏の7月の来日は、政府や産業界を中心とした市場へのアピール合戦を巻き起こしました。エヌビディアとの共同会見やプレスリリース、果ては東京・神田での「やきとんサミット」まで…… 今号では図解を通じてエヌビディアと親密な半導体サプライチェーンを描きました。

そうした半導体市場熱狂の主役ともいえる半導体装置メーカーや材料メーカーは好業績を謳歌。あの手この手を駆使して次世代半導体の領域でも開発に挑んでいます。激しい好不況の波を繰り返すシリコンサイクルが常に意識されてきた半導体市場。今回のAI需要について多くの企業トップは「しばらくこの拡大期は続く」と積極的かつ強気の姿勢を示しているのが印象的でした。

今号では国策の先端半導体製造会社ラピダスも取り上げています。7兆円ともされる総額投資で、はたして先端半導体の生産を実現できるのか、そして顧客はつくのか。日本の半導体産業復活という大義はありますが、実績がない以上、納得できる自身の役割と進捗を示し続けることがいま必要なのだろうと感じています。

半導体といっても関わるプレーヤーは多岐にわたります。特集では個別銘柄も含めて幅広く内容を網羅しました。AIに熱狂する業界の今を知る特集となっているので、ぜひご一読ください。

担当記者:横山 隼也(よこやま じゅんや)
報道部で、トヨタ自動車やホンダなど自動車業界を担当。地方紙などを経て、2020年9月に東洋経済新報社入社。好きなものは、サッカー、サウナ、ビール(大手もクラフトも)。1991年生まれ。

 

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
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    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

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「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

特集
バブル? スーパーサイクル?
AI・半導体 需要爆発


今年の半導体急騰の主役は「メモリー」
エヌビディア ジェンスン・フアンCEOと東京・神田のやきとん屋に集った面々
AI巨額投資は続くのか? 循環資金の曲がり角

第1部
AIが塗り替える半導体需要
メモリー市況の波を乗りこなせるか 爆益キオクシア単価70%増 共同投資5兆円でも保守的
アップルも採用検討か メモリー市場の台風の目 中国YMTCの切り札
高騰メモリーがiPhoneを支配 調達王者アップルも苦戦
次なる主戦場フィジカルAI センサー王者ソニーを侵食する中国オムニビジョンの野心
それでもちらつく自動車メーカーの影 EV失速の苦境にAIの光明 再編混沌のパワー半導体
国策半導体の成否 誰がためにラピダスはつくる
[インタビュー]前経済産業省商務情報政策局長 野原 諭

第2部
材料・装置・部品… AI需要の裾野

【半導体・後工程材料】
AI半導体で中間基板が巨大化 大型有機材で攻めるレゾナック
【半導体・前工程材料】JSR
[インタビュー]JSR 社長 堀 哲朗
【光ファイバーケーブル】フジクラ
わずか3カ月で利益予想を2倍に AI向け突発受注をさばける謎
【データセンター向け電池】パナソニック
GPUの電力急変動で新用途 低迷のEV向け工場を衣替え
【ガラスクロス】日東紡
目算外れの設備投資が大当たり 世界シェア9割、エヌビディアも注視
【インジウムリン基板】JX金属・住友電工
40年の無風から光通信化で旋風へ 2トップの増産合戦が幕を開ける
【マウンター】FUJI
大型対応の新機がAI基板にピタリ 次の技術の波を視野に全方位の備え
【アルミ電解コンデンサー】日本ケミコン
日系メーカーが圧倒的シェア AI需要が要請する技術革新
日本メーカーが迫られる踏み絵 中国半導体〝丸ごと国産化〞総力戦

スペシャルリポート
最側近が独白 鈴木敏文 「変化対応」とその素顔

産業リポート
日東電工 ニッチトップの生き方
[インタビュー]「規模は変わらずとも 製品構成は変えてきた」 日東電工 社長COO 赤木達哉

スペシャルインタビュー
元法相、自民党幹事長代理 古川禎久
“ロング・エマージェンシー”次の危機にも動ける国へ


NEWS&TOPICS最前線
伊藤忠が電通総研TOBへ 電通Gとの提携に「温度差」
日産・ホンダ、空費の2年 スピード感なき協業の代償
相次ぐ買収提案を全回避 牧野フライスの安堵と教訓


連載
|経済を見る眼|人生100年時代の高齢期の就業|藤森克彦
|トップに直撃|J-POWER 社長 加藤 英彰
|フォーカス政治|野党再生に必須の「政策の結集軸」|飯尾 潤
|マネー潮流|「タームプレミアム」拡大で金利が上昇|森田長太郎
|中国動態|ロボット産業にも忍び寄る「内巻」|梶谷 懐
|財新 Opinion&News|BYD国内販売減と人民元高のダブルパンチ
|少数異見|骨太の方針が「骨抜き」になった日
|知の技法 出世の作法|CIA型の秘密情報機関は不要 将来予測の「頭脳集団」こそ必要|佐藤優
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|名著は知っている|『息吹』[上編]|大澤博隆
|ビジネスと人生は絶望に満ちている|個人も「小さな企業」であるべきなのか?|頭木弘樹
|西野智彦の金融秘録|住専アリ地獄⑤
|21世紀の証言|ハイデイ日高会長 神田 正 その1
|編集部から|
|次号予告|

今後の発売スケジュール

  • 10/19(月) 週刊東洋経済 2026年10月24日号
  • 10/26(月) 週刊東洋経済 2026年10月31日・11月7日合併号