東洋経済オンライン『3つの鍵』独占試写会

第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式上映目が離せないほど、スリリング！
脆く傷つきやすい人間たちが、苦しみの末に手にした人生を開く鍵とは？─『3つの鍵』

ローマの高級住宅街の同じアパートに住む3つの家族。顔見知り程度の隣人の扉の向こう側の顔を誰も知らない。ある夜、アパートに車が衝突し女性が亡くなる。運転していたのは3階に住むヴィットリオとドーラの裁判官夫婦の息子、アンドレアだった（東洋経済オンライン記事「3つの家族の選択の過ちが生む家庭の不和と再生」を参照）。

同じ夜、2階のモニカは陣痛が始まり、夫が長期出張中のためたった一人で病院に向かう。仕事場が事故で崩壊した1階のルーチョとサラの夫婦は、娘を朝まで向かいの老夫婦に預けた。

後日、ルーチョはジムに行くために軽率にも、認知症が疑われる隣の夫に娘を預け、2人は一時、行方不明になる。ルーチョは娘に何か起きたのではと疑念を持ち始める。同時に自責の念におし潰され、極端な行動に出てしまう。

登場人物たちは脆く、怯えていて、恐怖と強迫観念に駆られ、しばしば極端な行動をとってしまう。小さな選択の過ちが、予想もしなかった家族の不和を引き起こし、彼らを次第に追い詰めていく。日常生活の歪みが引き起こすドラマの、次に何が起こるかわからないスリリングな展開に目が離せない。

罪悪感、選択の結果、正義、親としての責任など、普遍的なテーマを扱った本作。9月16日（金）の公開に先立ち、映画『3つの鍵』のオンライン試写会を開催いたします。皆さまのご応募をお待ちしております。