週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2026年6月20日・27日合併号最新号
2026年6月15日 発売
定価 950円(税込)
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【特集】AI大失業が来る

アメリカでは2026年に入り、AI(人工知能)代替によるリストラが本格化するようになりました。この波は日本にも押し寄せる可能性があります。特集「AI大失業が来る」では、現場の動きから制度まで総点検。消える仕事・残る仕事を見分ける7つの視点から、コンサル、ゲーム、メディアなど各業種・職種への影響、そしてアメリカや中国の動きをまとめました。寺田親弘・Sansan社長と東條英俊・アンソロピックジャパン社長の対談では、「SaaSの死」が本当に到来するのか徹底的に議論しています。
 

【産業リポート】ソニーグループ 次の一手


エレキからエンタメへ華麗な転進を遂げたソニー、AI全盛の時代に描く未来とは。
 

担当記者より


特集「AI大失業が来る」を担当した野村明弘です。

私事ですが、一人息子が先頃、就職活動を終えました。彼は情報工学部に在籍し、来春からシステム開発会社で働き始めます。中高時代からゲームやITが好きで自ら選んだ道ですが、親としてもこの分野なら雇用環境はいいだろうと高をくくっていました。それだけに今回の特集は企画段階から人ごとではありませんでした。現在のところ、アメリカほどドラスティックなAIリストラは日本のIT業界では起きていませんが、将来的にどうなるかは予測不能です。息子も早速、生成AI「クロード」をサブスクし、これから何が起きそうなのかを調べています。不幸中の幸いは血気盛んな20代のときにAIディスラプションに遭遇したこと。彼がこの荒波を乗り越えてくれることを信じています。

今回の特集では、不安をあおることなく、まずは、いま日本の各業界の現場で何が起きているのかを徹底的に調べました。米欧中の海外動向、制度面など複合的な視点でまとめています。ぜひ手に取ってご覧ください。

担当記者:野村 明弘(のむら あきひろ)
編集局解説部長。日本経済や財政・年金・社会保障、金融政策を中心に担当。業界担当記者としては、通信・ITや自動車、金融などの担当を歴任。経済学や道徳哲学の勉強が好きで、イギリスのケンブリッジ経済学派を中心に古典を読みあさってきた。『週刊東洋経済』編集部時代には「行動経済学」「不確実性の経済学」「ピケティ完全理解」などの特集を執筆した。

 

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

特集
AI大失業が来る
あなたの番はいつ? 消える仕事・残る仕事 見分ける7つの視点
[インタビュー]「経営者らの思想が違えば、AI社会の未来も変わる」
 パークシャテクノロジー代表 上野山勝也
[対談 SaaS×AI企業]敵か味方か? どう動く? AIビジネス
 Sansan社長 寺田親弘×Anthropic Japan社長 東條英俊

Part1
AIをめぐる存亡劇
株式市場が見落としたSaaSのデータ記録の価値
[トップインタビュー]AIはコンサルの脅威か商機か
 ボストン・ コンサルティング・ グループ日本支社長 服部 奨
 
アクセンチュア日本法人社長 濱岡 大

Part2
仕事の消滅最前線
 “AIバレ”警戒とは裏腹に浸透 「著名クリエーター以外みな失業」
AI武器にインディーゲームが台頭 開発費膨らむ大手のジレンマ
「まじめに事務」では不十分 派遣人材にAIリスキリング

Part3
世界で進むAI解雇
アメリカで続々大量リストラ 片や史上最大規模IPOの富
技術系職人の逆襲が始まった ホワイトカラーと力関係が逆転へ
「AI理由に解雇」は違法 就職難の中国、AI人材は採用増
AI要約で記事クリックされず 欧米で進むメディアのリストラ
[インタビュー]「失業より怖いのはAI監視 社員を“協働”に追い立てる」
 明治大学教授 山崎 憲

産業リポート
ソニーグループ 次の一手
「アフィーラ」は開発中止 加速するエンタメシフトの勝算
アイマス・YOASOBIで魅せたIP活用術 “エレキ”はスポーツエンタメに積極投資

[インタビュー]「デジタル技術を活用することでエンゲージメントプラットフォームを目指す」
ソニーグループCDO(最高デジタル責任者) 小寺 剛

追悼
「最後のカリスマ」が逝去 鈴木敏文の生涯
顧客起点でサービスを常に進化 鈴木流「小売り革命」の神髄

NEWS&TOPICS最前線
ヤマダ・エディオン統合へ 成否を占う3つの焦点
日本製紙の米子会社で事故 脆弱な財務を揺るがす懸念
マツダが旗艦車種を大刷新 国内再建へ課せられた役割


連載
|経済を見る眼|いまこそ、石油危機の教訓を生かせ|小峰隆夫
|トップに直撃|関西電力 社長 森望
|フォーカス政治|日本にも今こそ「首相図書館」を|軽部謙介
|マネー潮流|米利上げでも日米株はいずれ上昇|阿部健児
|中国動態|転換を迫られる中国のロボタクシー|田中信彦
|財新 Opinion&News|ファーウェイが半導体で狙う「世界最先端」
|少数異見|なんじ臣民、対米投資のケツをふけ
|ヤバい会社烈伝|青切符と自転車の未来 年2万円切られる? 自転車の社会的費用|金田信一郎
|知の技法出世の作法|「新型軍国主義」がキーワード 中国の対日攻勢に注意せよ|佐藤優
|話題の本|『赤ちゃんにメスを入れる 知られざる小児外科の世界』の著者松永正訓氏 ほか
|名著は知っている|『競争の作法』[上]|唐鎌大輔
|ビジネスと人生は絶望に満ちている|決まった行動がとれない人に仕事は無理?|頭木弘樹
|西野智彦の金融秘録|銀行不倒神話の瓦解①
|21世紀の証言|人事院総裁 川本裕 その2
|編集部から|
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