週刊東洋経済

情報量と分析力で定評のある総合経済誌

担当記者より
2026年8月15日・22日合併号最新号
2026年8月10日 発売
定価 950円(税込)
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【第1特集】BTSに続け エンタメ帝国「HYBE」の野望

世界的なアイドルグループであるBTS。彼らが所属する「HYBE」はK-POP最大の総合エンターテインメント企業に成長しています。独自のアーティスト育成戦略、ファンプラットフォーム「Weverse」の実力、日本・アメリカ市場への攻勢など、“熱狂”を生むビジネスモデルの中身をリポート。さらに日本法人HYBE JAPANの会長とCEOのインタビューや、推し活経済圏の実態、K-POPファンのホンネが浮き彫りになる誌面座談会など、エンタメ帝国「HYBE」の全貌とその周辺の動きを描きます。
 

【第2特集】商社×川下ビジネス 第2幕

かつて小売りチェーンの買収を競い合った総合商社が、戦略を修正し、川下ビジネスの深化を図っている。その狙いや、具体的な取り組みに迫った。
 

【産業リポート】レゾナック 半導体“頂上戦略”


AI半導体向け材料で成長を目指し、18事業を売却・分離してポートフォリオの大転換を急ぐ。
 

担当記者より

特集を担当した前田佳子です。

コロナ禍で3歳児の育児に追われる日々を、灰色から極彩色へと一変させたのが、BTSの代表曲『Dynamite』との出合いでした。その日を境に、私は推し活という沼を『SWIM』(BTSの曲名)しながら活力を得て、日々のさまつな難局を乗り越えてきました。

推しのことなら、どんなことでも知りたい! 産業記者の性(さが)でHYBEの決算資料やニュースはチェックしてきましたが、よもや取材して特集になるとは。

ファンクラブの構造やグッズ購入、次々と新星のごとく現れるHYBE発の新人アーティストの背景事情など、知ると興味深いことばかり。HYBEの稼ぎ頭が、巨大な「推し活市場」が存在する日本であることも、周りの推し活仲間を見ていれば納得です。

とはいえK-POP市場は競争環境が厳しく、HYBEは新たな戦略を打ち出しています。“K(韓国)”を外して一大エンターテインメント企業になれるのか、世界展開を猛烈に推し進めているさなかにあります。

熱狂からビジネスを生むHYBEの戦略は示唆に富んでいます。今回の特集では、ビジネスパーソンにとっても必読の情報を盛り込みました。ぜひご覧ください。

担当記者:前田 佳子(まえだ よしこ)
東洋経済 記者
ニュース編集部

 

週刊東洋経済とは

週刊東洋経済

『週刊東洋経済』は、変化する世の中を確かな視点で解明する総合ビジネス週刊誌です。

創刊は1895年(明治28年)、日本国内で最も歴史のある週刊雑誌でもあります。企業戦略から主要業界事情、国内外の政治経済はもちろん、近年はビジネス実用、テクノロジー、社会問題まで、経済の複雑化やビジネスパーソンの関心の広がりに対応し、幅広いテーマを取り上げています。

一方で創刊以来、一貫しているのはセンセーショナリズム(扇情主義)を排除し、ファクトにこだわる編集方針を堅持することです。「意思決定のための必読誌」を掲げ、今読むべき特集やレポートを満載し、価値ある情報を毎週発信しています。

週刊東洋経済の編集方針

  1. 取材力
    当社に所属する約100人の経済専門記者が主要業界、全上場企業をカバー。国内外の経済や業界、企業などを深堀りし、他には読めない記事を提供。
  2. 分析力
    複雑な情報やビジネス慣習、制度変化などを分析し、的確に整理。表層的事象をなぞるのではなく、経済や社会の底流で起きている構造を読み解く
  3. 中立性
    企業や業界側の立場や事情に追従することなく、本誌記者は取材対象を客観的立場で分析・評価し、ときには忖度なく切り込む。

3つのポイント

視野が広がる幅広いテーマ
「健全なる経済社会を先導する」という創刊理念のもと、企業戦略やマクロ経済だけでなく、社会問題や海外情勢など幅広いテーマで特集を組み、中立的な立場で情報発信をしています。

図解や表でわかりやすく
ビジネス誌の中で随一の規模を誇る約100人の記者集団が、「経済から社会を読み解く」スタンスで徹底取材。旬な情報を図解や表にまとめて、わかりやすく解説します。

『会社四季報』の独自データで深掘り
約3,900社の上場企業すべてに担当記者を配置。財務情報から海外進出情報など『会社四季報』ならではのデータベースから独自の切り口で深掘りし、分析した連載や特集を『週刊東洋経済』で展開しています。

目次

第1特集
BTSに続け エンタメ帝国「HYBE」の野望

Part1
「エンタメ帝国」の全貌

楠木建氏がHYBEの経営戦略を分析 トヨタ生産方式との共通点 欧米展開に「幻想」消費の壁
「Kアプローチ」を現地に移植 動き出したHYBEの世界戦略
マルチレーベルに特徴 HYBEのレーベル別業績と所属アーティスト一覧
[インタビュー]『WORLD SCOUT』成功の舞台裏 サイバーエージェント常務執行役員 谷口達彦
K-POPファン匿名座談会 推し活のモヤモヤ

Part2
J-POP本格参入の勝算

HYBEの収益構造を徹底解剖 日本市場が安定した稼ぎ頭 アメリカは巨額赤字のなぜ
グローバル音楽企業へ脱皮できるか 韓国アナリストが斬る「HYBEの課題」
[スペシャルインタビュー]HYBE JAPAN 取締役兼会長 キム・ヨンミン
 「日本に根付く『推し活』文化とWeverseを融合させたい」
[スペシャルインタビュー]HYBE JAPAN 代表取締役兼CEO ハン・ヒョンロック
 「『 K-POPシステム』は音楽ジャンルを問わない。日本でアーティストを発掘し育成する」
aoen育成ルポ HYBE初の〝J-POP〞ボーイズグループ HYBE JAPANの新人が「47都道府県ツアー」で狙うもの
推し活現場ルポ HYBE「アーティストIP」が広げる推し活経済圏
CUTIE STREET韓国進出を支援 世界最大級ファンダムアプリの磁力
[インタビュー]スーパーファンを育てる Weverse Japan 代表 ムン・ジス

第2特集
商社×川下ビジネス 第2幕
「看板獲得競争」は一服? 加速する海外展開 多様化進む川下戦略
 丸紅/三井物産/三菱商事/住友商事
伊藤忠「食料事業再編」で狙うはセブンか

産業リポート
レゾナック 半導体“頂上戦略”
[インタビュー]レゾナック・ホールディングス 社長 髙橋秀仁
 「5年は負ける気がしない」 “半導体銘柄”へ転身の成算

NEWS&TOPICS最前線
最大震度7の熊本大地震 問われる供給網の強靭さ
伊予銀と愛媛銀が統合へ 次の焦点は高知の再編
ソニーとテレビの合弁設立 TCLが挑む打倒サムスン


連載
|経済を見る眼|教育のAI活用で本当に問うべきこと|苅谷剛彦
|トップに直撃|サントリー 社長 西田英一郎
|フォーカス政治|官僚人事の「武器化」は王道か覇道か|軽部謙介
|マネー潮流|「骨太ショック」での金利上昇は誇張|阿部健児
|中国動態|要衝・南シナ海で中国活発化の狙い|小原凡司
|Inside USA|「アメリカ民主社会主義者」歴史的勢いで中間選挙へ|会田弘継
|少数異見|「石油危機」をもっとアピールしてもよい
|ゴルフざんまい|エージホール挑戦が教えてくれたこと|佐藤 信人
|新約ソニー|第2章 恐れるな。ただ信ぜよ 6|大西康之
|知の技法 出世の作法|改善の兆しを見せる日ロ関係 独の対ロ政策の追随はやめよ|佐藤優
|話題の本|『転勤の社会学 ジェンダー・家族から問う日本的雇用システム』の著者藤野敦子氏に聞く ほか
|名著は知っている|『パブリックマネジメント』[下編]|砂原庸介
|ビジネスと人生は絶望に満ちている|人はなぜ仕事にこんなにも打ち込むのか?|頭木弘樹
|西野智彦の金融秘録|住専アリ地獄②
|21世紀の証言|オリンパス元CEO 竹内康雄 その1
|編集部から|
|次号予告|

今後の発売スケジュール

  • 8/24(月) 週刊東洋経済 2026年8月29日・9月5日合併号