就職四季報 表紙イラスト案 過去最優秀賞

過去に最優秀賞に輝いたイラストを紹介しています。

2022年最優秀賞

受賞者:イト(ペンネーム)さん
プロフィール:京都工芸繊維大学工芸科学部3年 ヴィジュアルデザインなどのデザインを大学で学んでいます。現在大学で専攻しているデザインの分野が活かせる仕事に就きたいと考えています。
作品コンセプト:「まだ知らない自分を見つける」・・・就職することは、自分のやりたい仕事に就くための最初の1歩でもありますが、1人で働くことと違い、就職した先では、たくさんの人と出会い、協力しながら同じゴールを目指すことができる場があると考えました。同じ目標を持っていても、考え方の違う様々な人と活動を共にすることによって、自分1人だけでは知り得なかった新たな発見ができ、さらに自分を高めることができると思います。人との関わり方が難しくなったコロナ禍ですが、みなさんが働いた先で、様々な人との素晴らしい出会いがあることを願って描きました。

総合版 女子版

同じ会社で働く同世代の男女2人。アイデアを出すことが得意な女性とプレゼンテーションが得意な男性、それぞれの得意分野をお互い活かしながら、プロジェクトの実現のため、一緒に協力しながら取り組んでいます。

手前が、テキパキと仕事をこなす先輩女性社員。先輩の女性の後ろに立っているのは、後輩女性社員。先輩の働く姿に憧れ、毎日仕事に奮闘しています。

【選考コメント】「まだ知らない自分を見つける」というコンセプトが高いレベルでイラストに落とし込まれています。不安を抱える就活生に優しく手を差し伸べるようなデザインが『就職四季報』の表紙に相応しいと感じました。

2021年最優秀賞

受賞者:Algen(ペンネーム)さん
プロフィール:お茶の水女子大学文教育学部3年 意味論や統語論を中心に勉強しています。
作品コンセプト:「未知への挑戦」・・・昨今では社会生活とオンラインとの融合が大きく進んでいます。従来にない形での就活や働き方の模索をしながら、自分自身の未来を切り開いていく様子を表現しました。

総合版 女子版

自分なりの努力を重ねるなかで、見えてきた未来に向かって飛び込んでいく就活生です。

大人しい性格ながらも初の対面でのプレゼンに張り切る女性と、出版業界を支えたいと新人編集として奔走しはじめた女性です。

【選考コメント】「自分自身の未来を切り開いていく様子」が、躍動感ある描写で、わかりやすく表現されています。就活生にとって、就活は「未知への挑戦」といえます。動きのある表現が『就職四季報』読者と一緒に就活を走っていく姿勢として高く評価しました。

2020年最優秀賞

受賞者:尾見 苑子(おみ そのこ)さん
プロフィール:早稲田大学 理工学術院 創造理工学研究科2年。資源循環工学研究室に所属し、日々実験に取り組んでいます。
作品コンセプト:「自分を見つめなおす」・・・社会情勢により、今年の就活はステイホームで行われました。1人で自分を見つめ直す時間が増えたことをプラスにとらえ、「同じ家・環境で育った双子がそれぞれの目標を追う」様子を表現しました。

総合版 女子版

記者を目指すカケルとデザイナーを目指すランの双子です。

理系の開発職を目指すマコと体育教師を目指すミコの双子です。

【選考コメント】コロナ禍において、「自分を見つめ直す」コンセプトが丁寧に表現されています。爽やかな絵がセンスの良さを感じさせました。総合版の目標に向き合う2人、女子版のお互いを励まし合う2人が、『就職四季報』のコンセプトにあったものでした。

2019年最優秀賞

受賞者:ポン(ペンネーム)さん
プロフィール:京都大学2年 文理に関わらず幅広く学んでいます。最近では主にプログラミングを勉強しています。将来就きたい職業はまだ模索中ですが、イラストやデザインに関わる仕事ができればいいなと思っています。
作品コンセプト:「理想の自分への第一歩」・・・それぞれの思い描くなりたい自分に向かって、希望を胸に一歩踏み出す姿を描きました。

総合版 女子版

責任感が強く前向きなヒロト(左)。小学校の頃から剣道を続けている。しっかり者で仕事もテキパキこなすヒカリ(右)。実は大の少女漫画好き。

姉の結婚式に魅了され、ブライダル業界へ進んだサエコ(左)。ストイックな努力家。web開発の仕事をしている工学部出身女子、アキ(右)。趣味は旅行。

【選考コメント】総合版、女子版の4人は、落ち着いた雰囲気である一方、積極的で前向きな姿が丁寧に描かれています。若手社会人をモデルとした構図も、就活の先も見て、理想に向かって歩んでほしいという意図が伝わってきます。

2018年最優秀賞

受賞者:海野 陽平(うみの・ようへい)さん
プロフィール:群馬大学理工学府理工学専攻知能機械創製理工学教育プログラム修士2年生 微細加工技術を中心とした応用研究をしています。
作品コンセプト:テーマは「ステップアップ」……就職や「働く」を人生のステップアップと捉え、階段とあわせて描くことで表現しました。

総合版 女子版

しっかり者の男女が階段の上へと歩みを進める姿を通して、目標を持って社会へと進出する就活生を表現しました。

それぞれの仕事に取り組む2人の女性を一つの螺旋階段に描き、それぞれの環境でのびのびと働く女性たちを表現しました。

【選考コメント】総合版の就活生と女子版の働く女性。目標や環境は違いますが、それぞれの立場でステップアップを目指そうとする姿が、非常に丁寧に描けています。構図もユニークで、コンセプトの表現力も高く評価しました。

2017年最優秀賞

受賞者:牛坂 浩恵(うしざか・ひろえ)さん
プロフィール:新潟大学教育学部芸術環境創造課程造形表現コース2年生。機能造形(デザイン)ゼミに所属しています。大学以外では長年書道を習っており、現在毛筆6段です。出版物やテレビが好きなので、将来はそれらに関係する職業に就ければと思っています。
作品コンセプト:「未来を見つめる」……それぞれの個性をいかせる未来を目指す気持ちを表現したいと思いました。

総合版 女子版

実家暮らしでスポーツ好き、家電がマイブームのダイキと、英語とピアノが得意で成人式後も伸ばしていた髪を最近切ったアヤカ。それぞれの道でお互い上を目指そうとする気持ちを表現しました。

趣味はキャラクターグッズ収集のリケジョ(一浪)・エリと、映画鑑賞とお笑いが好きな芸術系のマイ。自分のやりたいことに向かって努力する女性をイメージしながら描きました。

【選考コメント】「それぞれの個性をいかせる未来を目指す」という点が、あなただけの1社をみつけてほしいと願う『就職四季報』の想いと一致しました。また、イラストは斬新かつ冒険的な構図で表情豊かに描かれており、多くの審査員が高く評価しました。

2016年最優秀賞

受賞者:ゼン(ペンネーム)さん
プロフィール:愛知教育大学教育学部 3年生
作品コンセプト:「輝く自分をつかむために」……全力で取り組めることを見つけたとき、その人はとてもきらきらしているはずです。そして、それは自分で選ぶことができるんだ、とそんな気持ちをこめて描きました。

総合版 女子版

ときに協力し、互いに意識を高め合い、全力で就職活動に臨んでいる心助(しんすけ)と、協子(きょうこ)です。

新しい環境、自分の仕事、そしてこれからの自身への期待にあふれた瞳(ひとみ)と望(のぞみ)です。

【選考コメント】「やりたい仕事は自分で選ぶことができる」と互いに高め合い、頑張ろうと決意する就活生を表情豊かに描いています(総合版)。一方の女子版では、新しい環境やこれからに期待を抱く若手社会人を色鮮やかに表現しています。同じコンセプトのもと、学生と社会人、それぞれ違った立ち位置にいる4人を描いたコントラストも非常に新鮮でした。

2015年最優秀賞

受賞者:とら(ペンネーム)さん
プロフィール:慶応義塾大学理工学部2年生
作品コンセプト:「生き生きと働いている将来を」……自分が打ち込める仕事を見つけ、笑顔で生き生きと働く姿をイメージして描きました。

総合版 女子版

しっかりものでリーダーシップのある男子と、テキパキ働く明るい女子です。

企画系で働くクールな女子と、周りを癒す優しい女子です。

【選考コメント】就活時期の変更で混乱が続く中、「自分が打ち込める仕事を見つける」という、当たり前でありながらもつい忘れがちな本質を突くコンセプトが、多くの審査員の目に留まりました。個性的な4人の表情やポーズからは、まさに「笑顔で生き生きと働く姿」が伝わってきます。

2014年最優秀賞

受賞者:菊池 叶(きくち・かなえ)さん
プロフィール:北海道大学法学部2年生。所属の文芸部において、部誌等のアートワークを広く担当しています。
作品コンセプト:「就活生に寄り添う」……就活生に身近な存在として、『就職四季報』が寄り添えるように。しっかりとした社会人、それでいて親近感を与えられるようなフレッシュな姿を描きました。

総合版 女子版

真面目でひたむきな営業マン風の「シュウ」と、気が回るお姉さん的ポジションの「ユウコ」です。

元気に駆け回るジャーナリストの「イサミ」と、笑顔で人々の話を聞く窓口担当の女性「エリ」です。

【選考コメント】「就活生に身近な存在」という点が、『就職四季報』の目指すべき姿と一致しました。ブラック企業問題が叫ばれる昨今、企業を「知る」ことが就活の勝敗を分けるといっても過言ではなく、『就職四季報』がきっとその一助となるはずです。そうした中、躍動感に溢れイキイキとした若者の表情からは、就活に打ち勝ち、自分らしく働く姿がダイレクトに伝わってきました。

2013年最優秀賞

受賞者:横田 りさ(よこた・りさ)さん
プロフィール:関西学院大学社会学部1回生。これからも趣味でもよいので、絵で何かを表現できたらと思い、修行中です。
作品コンセプト:「より高みを目指して」……就活のその先、職場で高みを目指す若者達を描いてみました。就活生が彼らのようになることを願っています。

総合版 女子版

機械通を生かし、仕事ではタブレットをフル活用する男子と、プレゼンをそつなくこなすOLです。

毎日の研究を確実にこなす冷静な理系女子と、憧れの仕事にまっしぐらな駆け出しデザイナー女子です。

【選考コメント】「就活がゴールではなく、スタートである」というメッセージに数多くの審査員が共感しました。職業の違う4人が職場で高みを目指して働く姿が生き生きとダイナミックに表現されています。

2012年最優秀賞

受賞者:御園 美穂(みその・みほ)さん
プロフィール:早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科3年生。所属ゼミは映像ジャーナリズム研究。大学では美術サークルに所属し、定期的に作品を出展しています。「将来は趣味で絵を描いていけたら」と、学業、サークルに全力投球の毎日です。
作品コンセプト:「誰もが『自分らしさ』を生かせる就職を」……就職四季報を手に取った就活生が、周りの声にとらわれすぎず、表紙のキャラクターのようにそれぞれの「自分らしさ」を大事にして就職できたら、という願いを込めて。

総合版 女子版

企画書を持って東奔西走。バリバリ系の男子と、タブレットを使って仕事をそつなくこなす、かわいく見えて実はデキル感じの女子です。

元気いっぱい、ちょっとの失敗ではへこたれない頑張り屋と、人より目立たないけれど持ち前の気配りで職場を和ませる、対照的な2人です。

【選考コメント】「周りの声にとらわれすぎず『自分らしさ』を大事にする」という点が、『就職四季報』の商品コンセプトにぴったりでした。就活に真摯に取り組んだ結果として、キリッとイキイキと、躍動感をもって企業で働く若者たちを個性豊かに表現しています。

2011年最優秀賞

受賞者:入野綾子(いりの・あやこ)さん
プロフィール:群馬大学大学院修士課程2年生。工学研究科で環境プロセス工学を専攻し、電気刺激を利用した植物の物質生産を研究テーマにしています。サークルはフットサルで、選手として活動していました。イラスト関連のサークルには所属せず、特技の一つということで描いています。来春からは自動車部品メーカーに就職し、バリバリのエンジニアとして、設計もしくは生産管理に携わる予定です。

総合版 女子版

就活、学業を両立してなりたい自分になる。

女子だってエンジニアになるし、バリバリ働くぞ!

【選考コメント】「女子だってエンジニアになる!」という明快なコンセプトが、男女問わず多くの審査員の心をつかみました。審査会が「なでしこジャパン」大活躍の熱気さめやらぬ時期に実施されたことも後押ししました。就活が学業の妨げになっているということで採用スケジュールの見直しが進められていますが、肝心の学生は振り回されるばかりです。そうしたなか、キャラクターのキリリとした表情からは「どんな状況にあっても両立する困難に打ち勝つ!」という強い意思が感じられました。

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