ネットワークが創り変えた世界
★『スクエア・アンド・タワー』上下巻を1冊にまとめた電子書籍オリジナル合本版!
世界を動かすのは、垂直に延びる階層制組織の頂点に立つ権力者か?
あるいは、水平に延びる草の根のネットワークをもつ革命家か?
「人的ネットワーク(スクエア)」と「階層制組織(タワー)」の視点から歴史を捉え直した、比類なき試み。
ルネサンス、宗教改革、科学革命、産業革命、ロシア革命、アメリカ同時多発テロ、リーマン・ショック、フリーメイソン、メディチ家、スターリン、ヒトラー、フェイスブック、トランプ……
人類の歴史におけるさまざまな変化は、階層制の秩序に対する、社会的ネットワークに基づく挑戦ともいえる。
イノベーションは異なる組織に属する人々のネットワークから生じ、アイデアはネットワーク内の弱いつながりを通して水平方向に広がる。近代文明はそのネットワークの力によって、爆発的に発展した。
一方で、国家に見られるような垂直にそびえ立つ階層制がなければ、ネットワークが内包する脆弱性ゆえに社会は崩壊しかねない……
階層性なき社会で我々が手にするのは、自由と平等を謳歌する楽園か? あるいは、混乱と無秩序が支配する無法地帯か? 歴史を見る目を一変させ、まったく新しい視点で世界をとらえなおす衝撃の書!
タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれ、「いまもっとも優れた知性」と目される歴史学者が、ネットワークと階層制というかつてない視点で世界を読み解く!
【推薦の言葉】
「ファーガソンはシリコンヴァレーが必要とする歴史を提示してみせた」エリック・シュミット(元グーグルCEO)
「歴史の知識を大きな問題へと関連づける」インディペンデント紙
「魅惑的で人の心をつかんで離さない」ニューヨーク・タイムズ紙