「脳卒中になってよかった」と言える人たちがいる。
「高齢者の桃源郷」と言われ、全国から見学者の殺到する山口県デイサービス施設「夢のみずうみ村」。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され大反響を呼んだ著者が、心身の「不自由さ」を幸せに変える「心を錆びさせない生き方」という逆転の発想を紹介する。
第1章 強くならなくていい「弱くない生き方」をすればいい 第2章 「意思」の力――「見えない意思」を見えるように工夫する 第3章 「ゆめ階段」のつくり方――「つかめる夢」「つかめそうな夢」「ゆめのまた夢」 第4章 「夢の湖」に流れ込む「あなたの源流」 第5章 「達成感」と「有能感」から「生きがい」を生まれる 第6章 「人生の現役」の条件
藤原茂
ふじわら・しげる
1948年、山口県萩市生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中に児童養護施設の児童指導員となり、大学を中退し、作業療法士になる。デイサービス施設「夢のみずうみ村」を山口県内に開設。現在、NPO法人夢の湖舎理事長、株式会社夢のみずうみ社代表取締役。琉球リハビリテーション学院長、山口コ・メディカル学院顧問。
著書に『生活を活発にする介護予防リハビリテーション』『イラストでわかる生活支援のためのリハビリ・プログラム1――自分を広げよう』『イラストでわかる生活支援のためのリハビリ・プログラム2――視界を広げよう』(いずれも青海社)、『園芸療法入門』(夢の湖出版部)などがある。