【著者からのメッセージ】
私たちが生きる目的は幸せになることです。
しかし、私たちのまわりは不安なことばかりです。
人はなぜ不安になるのでしょう?
私たちが感じている不安の正体をとことん突き詰めたのが、2500年前のインドに生まれたブッダです。
ブッダの説いた教えはさまざまな形で伝えられていますが、その教えの源流をたどってみると「四諦(したい)」にたどりつきます。
四諦とは、四つの真理のことです。
世の中の苦しみ、苦しみの原因、苦しみのない境地、そこを目指す八つの道。
本書では、 ブッダが説く四諦をもとに、いまある不安や怒りを消し去り、心の安らぎを得るための智慧を解説します。
この不安でいっぱいの時代において
心の安らぎを得られるヒントになれば幸いです。
──著 者
第1章 ブッダが真理に目覚めるまで 第2章 だれもが避けられない八つの苦しみ 第3章 不安に苦しむ原因とは? 第4章 安らぎはどこにある? 第5章 安らぎを手に入れる方法 第6章 それでも人は生きて行く
長田幸康
おさだ・ゆきやす
1965年愛知県生まれ。早稲田大学理工学部卒業。インドでダライ・ラマ14世に出会って仏教に目覚め、チベット寺院に住み込んで理論と実践を学ぶ。書籍や雑誌の執筆・編集の他、チベット仏教巡礼ツアーの現地コーディネーターも担当。仏教に関しては、日常の中で教えを役立てるユーザーの立場で情報発信を行うコミュニケーターであることを旨とする。
著書に『知識ゼロからの仏教入門』『知識ゼロからのダライ・ラマ入門』(幻冬舎)、『心の安らぎに出合える仏教の教え』(双葉社)、『仏教的生き方入門』(ソフトバンク新書)、『天空列車 青蔵鉄道で行くチベット』(集英社インターナショナル)など。