日本語の技法

読む・書く・話す・聞く──4つの力

齋藤 孝著
2013年9月20日 発売
定価 1,512円(税込)
ISBN:9784492045145 / サイズ:四六/並/256

日本人なのに、日本語で損することなんてあるのでしょうか?

人間関係は、言葉でよくなり、言葉で壊れます。

日本語力の足りない人は、本人も気づかないうちに誤解され、
いつの間にか嫌われていたりします。

一方、日本語力が十分な人は、
的確に相手の感情を掴んだり、意思を伝えたりできます。

だから、日本語力が高い人は人間関係が自然によくなるのです。
誰からも好かれる人は、日本語の基礎力が違うのです。

できる大人の日本語の基礎は、「語彙力」「要約力」「感情読解力」の3つです。

語彙が少なければ、自分の意思や感情を的確に伝えることができません。
相手の言葉のニュアンスも汲み取れません。
多くの語彙を吸収して、文脈の中で使いこなせるようになる必要があります。

自分の意思や感情を要約して伝えると、相手が正しく理解してくれます。
相手が言いたいことを的確に要約できると、できる人と思われます。
この力は、頭のよし悪しより、訓練したか否かに尽きます。

また、どんな人でも、言葉の裏には感情があります。
表面上の言葉だけを追っても、その真意は読み取れません。
大人のコミュニケーションでは、感情を読み取る力が欠かせないのです。

本書では、この3つの基礎力を鍛えるトレーニング方法を解説しています。
このトレーニングに挑むことで、
読む力、書く力、話す力、聞く力を総合的に鍛えるとことができ、
技としての日本語を身に付けることができます。

文章を書くのが苦手な自分を、
人と話をするのが苦手な自分を、
本気で変えたいと思ったとき、
学生時代に学んだ「国語」とはひと味違う、
超技術的・超実用的な「大人の日本語」の世界に、
ぜひチャレンジしてください。

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概要

要約する力+感情を読む力を鍛える練習で、読む・書く・話す・聞く──4つの力がアップする齋藤孝流国語力の鍛え方。

目次

第Ⅰ部 日本語を基礎から鍛え直す

第1章 日本語の基礎1 語彙力

語彙が増えれば世界が広がる
書くように話せますか?
漢字を知らなければ豊かな表現もできない
語彙力の訓練で言葉のパス力を高める
語彙力の個人差は意外に大きい …ほか

第2章 日本語の基礎2 要約力

要約力を鍛えれば「できる人」になれる
要約力に感性も才能も必要ない
アウトプットするから真剣になる
大事なことから先に言え
読書でキーワードを抜き出す訓練を …ほか

第3章 日本語の基礎3 感情読解力

「話が合わない」理由は論理より感情にあり
文学作品で「感情を読み取る力」を鍛える
初対面同士のほうが感情を出しやすい
新入生の友だちのつくり方
相手のキャラクターを座標軸で考える …ほか

第Ⅱ部 実践! 日本語の「技」を磨く

第4章 日本語の鍛錬[初級] 読む力を鍛える

読む習慣が日本語の土台を鍛える
三色ボールペンで新聞記事を自分色に染める
ほとんどの知識は新書で手に入る
本は冒頭から読まなくていい
本は汚して初めて自分のものになる …ほか

第5章 日本語の鍛錬[初級] 書く力を鍛える

ただ「書く」だけでは上達できない
キーワードを組み合わせる
書き出しでスタートダッシュを決める
無理に敬語を使おうとしない
大人の文章は語尾に感情が表れる …ほか

第6章 日本語の鍛錬[中級] 話す力を鍛える

どんな話も「一分」にまとめよう
文末を意識して話す
常に一対一のつもりで話す
聞き手に積極的に問いかけよう
相手の地雷がどこにあるかを探る …ほか

第7章 日本語の鍛錬[上級] 聞く力を鍛える

知力の鍛練は「聞く」ことから始まる
事前の準備で「質問力」を高める
話し手の発言をその場で要約する
質問に比喩や時事ネタを交える
日本人は「称賛コメント」を待っている …ほか

著者プロフィール

齋藤 孝  【著】
さいとう たかし

「声に出したい」「3色ボールペン」で日本語ブームを巻き起こした人気教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。