ダボス会議に見る 世界のトップリーダーの話術

田坂 広志著
2014年4月18日 発売 在庫なし
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492045299 / サイズ:四六/上/228

世界のトップリーダーにとって、グローバルな会議でのスピーチの場は、
一国の将来を背負った、まさに「戦場」であり、
彼らは、その戦いに勝つための「高度な話術」を身につけている。
本書では、ダボス会議やTED会議などのメンバーとして、
その姿を間近で見てきた著者が、
「人格」「位取り」「胆力」「演技力」「観察力」
「対話力」「振る舞い」「発声」「余韻」「思考」など、
一般には語られることない、トップリーダーたちの「15の話術」を紹介する。

著者紹介
田坂 広志(たさか・ひろし)
1951年 生まれ。
1974年 東京大学工学部卒業。
1981年 東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。同年、民間企業入社。
1987年 米国シンクタンクBattelle Memorial Institute客員研究員。
1987年 米国Pacific Northwest National Laboratories客員研究員。
1990年 日本総合研究所の設立に参画。取締役・創発戦略センター所長等を
      歴任。現在、同研究所フェロー。
2000年 多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。
2000年 21世紀の社会システムのパラダイム転換をめざす、
      シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。
2003年 社会起業家の育成・支援を行う、社会起業家フォーラムを設立。
      代表に就任。
2005年 米国Japan Societyより、US-Japan Innovatorsに選ばれる。
2008年 ダボス会議を主催するWorld Economic Forumの
      Global Agenda Councilのメンバーに就任。
2009年 この年より、TEDsterとしてTED会議に毎年参加。
2010年 4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める
     世界賢人会議Club of Budapestの日本代表に就任。
2011年 東日本大震災と福島原発事故の発生に伴い、内閣官房参与に就任。
     総理大臣の特別顧問として、原発事故対策、原子力行政改革、
     エネルギー政策転換に取り組む。
2012年 民主主義の進化と深化をめざす、デモクラシー2.0イニシアティブの
     運動を開始。代表発起人に就任。
2013年 経営者やリーダーが「変革の知性」を学ぶ場、「田坂塾」を開塾。

商品を購入する

概要

ダボス会議は世界の指導者が集う争いの場。世界レベルの論戦とはどんなものか?ダボス会議GACメンバーの著者がトップの技を伝授。

目次

第1話 世界のトップリーダー2500名が鎬を削るダボス会議という場
第2話 プロフェッショナルの世界では、言葉を発する前に勝負が決まる
第3話 社会貢献家としての人格で壇上に立つビル・ゲイツ
第4話 当意即妙に聴衆に語りかけるブレア・イギリス元首相
第5話 一瞬で場を制したサルコジ・フランス大統領
第6話 聴衆の不評を買ったメドベージェフ・ロシア大統領
第7話 鮮烈なデビュー戦を飾ったキャメロン・イギリス首相
第8話 ボディ・ランゲージで敗れたプーチン・ロシア首相
第9話 「思想的リーダー」を演じる温家宝・中国首相
第10話 リラックスして人を惹きつけるクリントン・アメリカ元大統領
第11話 最後は情熱的スピーチで終わるゴア・アメリカ元副大統領
第12話 聴衆の涙を誘ったブラウン・イギリス首相
第13話 一言で相手を切るサッチャー・イギリス元首相
第14話 英語でのスピーチが批判されたユドヨノ・インドネシア大統領
第15話 聴衆の目から魅了するラガルド・IMF専務理事
第16話 素朴な英語で説得力を感じさせるムハマド・ユヌス
第17話 世界の尊敬と信頼を集めるシュワブ・世界経済フォーラム会長
第18話 「話術」の8割は「言葉を超えたメッセージ」

著者プロフィール

田坂 広志  【著】
たさか ひろし

多摩大学大学院教授。専門は社会起業家論。原子力・工学博士。シンクタンク・ソフィアバンク代表、社会起業家フォーラム代表。元内閣官房参与。世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Agenda Councilメンバー