パワーハウス筋が健康を決める
速く歩く人ほど長生きする!
米国の調査結果です。
ゆっくり歩く人は、速く歩く人に比べて、
がんや糖尿病、心不全、脳梗塞などの重大疾患になる確率が
約3倍も高くなるというのです。
ほかにも、健康と歩く速度に関する調査結果が出ています。
● 高血圧を改善
● コレステロール値を改善
● 糖尿病を予防
● 心疾患を抑制
なぜでしょうか?
速く歩くと血管に適度な負荷がかかるので、血管を強くすることができます。
速く歩けるということは、足腰(骨、股関節、筋肉)も健康な証拠です。
逆に、速く歩けなくなると、血管の老化が進んで病気になりやすくなります。
だから、いつまでも健康でいたいなら、
心拍数を上げて血管に適度な負荷がかかるように、速く歩くことが大切なのです。
心拍数を上げればいいのなら、どんな歩き方でもいいの? ジョギングでもいいの?
などと思う人がいるかもしれません。
ですが、関節に無理な力をかけるような間違った歩き方やジョギングを続けていると、
年をとるとともに、腰痛、膝痛、関節痛などの症状が出てきます。
下半身の筋肉も弱まってきます。
そして、いずれ速く歩くなんて、痛くてとてもできないカラダになってしまいます。
そうなると、負の病気スパイラルのスタートです。
いま、ウォーキングがブームですが、
間違った歩き方を続けると、かえってカラダを痛めてしまうのです。
日本人の三大疾患は、がん、脳卒中、心筋梗塞です。
このうち、脳卒中と心筋梗塞は血管の老化に関係しているのです。
生活習慣病と言われているように、
これらの予防には、正しい食生活と適度な運動が大切です。
その適度な運動が、本書で紹介する歩き方です。
関節にもやさしく、速く歩けるので、血管の老化を防ぎます。
そして、カラダの軸をつくるパワーハウス筋を鍛えることができます。
いま流行の体幹を無理することなく鍛えることができ、
背筋がピンと伸びるので、見た目年齢も若返ります。
正しい姿勢で速く歩く習慣を、
通勤や買い物などの普段の生活の中に組み込んでしまえば、
わざわざトレーニング時間をつくる必要もありません。
いつまでも健康に長生きするために、
正しい歩き方をマスターしましょう。