一俗六仙

川村 隆著
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492046920 / サイズ:四六/上/288

 「1週間7日間のうち、俗世間的仕事はギリギリと絞って1日程度にとどめ、あとの6日間は仙人のように俗世から離れて、自分の本当にやりたいことだけをやる、つまり晴耕雨読的、林住期的暮らしをしたいという私の願望を表現した言葉――私の造語である」(「はじめに」より)。
 日立製作所のトップとして思い切った改革を次々と行いV字回復に導いた立役者。2020年に東京電力会長も退任した。
いよいよ一俗六仙の境地に足を踏み入れた筆者の仕事論と人生論。

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概要

日立を立て直した名経営者ががとうとう一線を退いた。これまで、そして今の胸中。さらに次の世代へ伝えたいこと。

目次

第1章 引き受ける力
第2章 企業は社会のためにある
第3章 働き方の哲学
第4章 引き下がる力
第5章 仕事はやりがい、人生は生きがい
第6章 人生の愉しみ
第7章 次の世界を思う

著者プロフィール

川村 隆  【著】
かわむら たかし

1939年生まれ。日立製作所元会長。東京電力前会長。1962年東京大学工学部を卒業し日立製作所入社。電力事業部火力技術本部長、日立工場長を経て1999年副社長。その後、日立マクセルなどグループ会社の会長を歴任したが、日立製作所が7873億円の巨額最終赤字を出した直後の2009年に呼び戻され、執行役会長兼社長に就任。日立再生を陣頭指揮した。黒字化の目処を立てた2010年に社長を退任、2014年には取締役会長を退任。2010~2014年日本経済団体連合会副会長。2014~2019年みずほフィナンシャルグループ社外取締役。2015~2017年カルビー社外取締役、2016~2017年ニトリホールディングス社外取締役。2017年に東京電力ホールディングス社外取締役会長に就任し2020年退任。