静寂の技法

最良の人生を導く「静けさ」の力

ジャスティン・ゾルン著/リー・マルツ著/柴田 裕之訳
2023年9月6日 発売
定価 2,860円(税込)
ISBN:9784492047460 / サイズ:四六/上/472

「余白」にこそ価値がある。
聴覚騒音、情報騒音、内部騒音という3つの騒音を静め、
調和や真実、本当の自分にたどり着くための33の方法。

心の静けさを失い、何かに没入する経験を失い、
人生の指針を失いがちな私たちのための、
大切な静寂を得るための実践的な指南書。
世界13ヵ国で刊行。

私たちは騒音や刺激、情報にまみれた皮相な世界を生きている。
しかし、人気のアプリや特効薬、複雑なアルゴリズム、ライフハックが、
あなたの人生の問題や、世界を覆う倦怠感を解決することはない。
静寂の不足を解決し、より良い社会を築くための、静かな感動を呼ぶ書。

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概要

聴覚騒音、情報騒音、内部騒音という3つの騒音を静め、調和や真実、本当の自分にたどり着くための33の方法。

目次

第1部 静寂の意味と価値
第1章 静寂が与えてくれるもの
第2章 騒音が増加した理由
第3章 静寂は実在である
第4章 静寂の道徳的側面

第2部 静寂の科学
第5章 騒音と健康
第6章 「頭の中の騒音」を静める

第3部 静寂の精神
第7章 なぜ静寂は恐ろしいのか
第8章 ブッダの教えとイエスの教え

第4部 内なる静寂
第9章 静寂を見つけ方
第10章 束の間の静寂を見つけるための戦略
第11章 恍惚状態の静寂

第5部 みなで静かに
第12章 静かに取り組む
第13章 静かに生きる

第6部 静寂を尊ぶ社会
第14章 静寂のための公共政策
第15章 「黄金の静寂」の文化

静寂の33通りの見つけ方

謝辞
原注

著者プロフィール

ジャスティン・ゾルン  【著】
じゃすてぃん・ぞるん

アメリカ合衆国議会で政策立案者や瞑想講師として活躍。ハーヴァード大学やオックスフォード大学で経済学やウェルビーイングの心理学を学ぶ。『ワシントン・ポスト』紙や『アトランティック』誌、『ハーヴァード・ビジネス・レヴュー』誌、『フォーリン・ポリシー』誌などに寄稿している。熟考と行動を結びつけ、リーダーやチームが複雑な問題への解決策を想像し、コミュニケーションを取る手助けをするコンサルティング業務を行うアストレア・ストラテジーズの共同創立者である。妻と3人の子どもとともにニューメキシコ州サンタフェに在住。ゾルンの仕事の詳細についてはwww.justinzorn.comとwww.astreastrategies.comを参照。

リー・マルツ  【著】
りー・まるつ

主要な大学や企業、連邦政府関係機関を対象とするコラボレーション・コンサルタントでリーダーシップコーチ。西洋世界におけるサイケデリック薬物の儀式的利用の最先端の研究者かつ実践者として長いキャリアを持つ。専門的な仕事の中でさまざまなイニシアティブを発揮し、NASAのチームで実験的なマインドセットを発揮させるトレーニング・プログラムを立案。製品から有害な化学物質を取り除く横断的な協業を10年以上も率いている。グリーン・サイエンス・ポリシー・インスティテュートやハーヴァード大学、イケア、グーグル、カイザー・パーマネンテなどとも仕事をしている。アストレア・ストラテジーズの共同創立者。夫と娘とともにカリフォルニア州バークリーに在住。マルツの仕事の詳細についてはleighmarz.comとwww.astreastrategies.comを参照。

柴田 裕之  【訳】
しばた やすし

翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ケイヴ『ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義』、エストライク『あなたが消された未来』、ケーガン『「死」とは何か』、ベジャン『流れといのち』、オーウェン『生存する意識』、ハラリ『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』、カシオポ/パトリック『孤独の科学』、ドゥ・ヴァール『ママ、最後の抱擁』、ヴァン・デア・コーク『身体はトラウマを記録する』、リドレー『進化は万能である』(共訳)、ファンク『地球を「売り物」にする人たち』、リフキン『限界費用ゼロ社会』、ファーガソン『スクエア・アンド・タワー』『大惨事(カタストロフィ)の人類史』、ガロー『格差の起源』(監訳)、コルカー『統合失調症の一族』、グレイ/スリ『ゴースト・ワーク』、他多数。