考えすぎないコツ

「気づいて」「ほどいて」「放っておく」人生を軽くするシンプルな本質

枡野 俊明著
2024年12月18日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492047859 / サイズ:四六/並/218

あの名僧たちも「繊細さ」に悩んでいました--

不安は転がすほど、大きくなる。
放っておくのが一番。

・朝から動けない人のための「禅即行動」
・疲れない付き合い方
・「居場所」の育てかた
・「盛る」より「足る」で生きる
・損得よりも「縁」を大切にする
・お金は貯めずに「巡らせる」 など。


不安や悩みのない人は、いません。
しかし、不安をむやみに大きくしてしまう人と、小さくとどめておける
人がいるのも、また確かなことです。

2人の違いは、どこにあるのでしょうか。
それは、不安を転がす人と、不安を転がさない人の違いです。
 
不安というものは、雪だるまに似ています。

はじめは、手のひらにのる程度の小さな雪玉かもしれません。
しかし、それを雪の上で転がしているとみるみる膨らんで、
両手でも抱えられないほどの大きさになる。
そこがもし坂道だったら、人間ひとりの力では、もう止めようがありません。

では、どうしたら不安を転がさないでいられるのでしょう。
それは「今、この瞬間」を生きることに尽きます。

「あわてないあわてない、一休み一休み」の台詞で親しまれている、一休さん。
日本で初めて「健康本」をベストセラーにした、白隠禅師。
名僧と呼ばれる人達も、みんなそれぞれ悩みを抱えていました。

「気にしすぎ」で前に進めない人へ、生きるのがラクになる禅の知恵。

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概要

イライラや不安は、「気づいて」「ほどいて」「放っておく」だけで、気にならないほど、小さくなる!

目次

1章 禅とは「気にしすぎな人」のための教え
2章 生活を整える
3章 自分は何を望んでいるのか、何を恐れているのか
4章 お金や老後の不安を解消する
5章 「心配するな、大丈夫、なんとかなる」の魔法の言葉たち

著者プロフィール

枡野 俊明  【著】
ますの しゅんみょう

1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。また、2006年「ニューズウィーク」誌日本版にて「世界が尊敬する日本人100人」にも選出される。近年は執筆や講演活動も積極的に行う。主な著書に『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』『心配事の9割は起こらない』『小さな悟り』 (いずれも三笠書房《知的生きかた文庫》) 『傷つきやすい人のための図太くなれる禅思考』(大和書房《だいわ文庫》)などベストセラー・ロングセラーが多数ある。