心を病む力

生きづらさから始める人生の再構築

試し読み
上谷 実礼著
2025年8月27日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492048030 / サイズ:四六/並/260

やる気がおこらない。
笑顔でいるのがしんどい。
集中力が続かない。
疲れが取れにくい。

その生きづらさの原因は
「環境への過剰適応」かもしれません。

でも大丈夫。

自分を大切にすること。
境界線(バウンダリー)を適切に引いて環境との関係を結び直すこと。
これだけです。
これで生きづらさの多くは解消されるのです。

1万人以上を支援した産業医が神経学と心理学から導き出した
「強くならなくてもいい」「自分を責めなくてもいい」 
ストレスフルな社会で生き抜くためのやさしい方法を初公開。

心を病むということは、
人生の再構築を促す「命の声」が聞えたということ。

よかったね。
きちんと心を病むことができて。

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概要

「よかったね! きちんと病んで」 医師であり、自ら適応障害に苦しんだ著者による「最新心理学+神経科学」の答えとは。

目次

序 章 生きづらいのは誰のせい?
    ~「社会」と「人間関係」への「過剰適応」という問題

第1章 私たちは「生きづらさを感じて当たり前」の世界を生きている
    ~ビジネスパーソンを取り巻く現代社会

第2章 生きづらさを感じる心のメカニズム
    ~「不安」「いらいら」「自信のなさ」を生む自己不一致感の話

第3章 身体で感じる生きづらさ
    ~「がんばれない」「なんとなく不調」「倦怠感」をもたらす自律神経の話

第4章 生きづらさから解放されるために
    ~「社会」と「人間関係」への過剰適応から、自分の心身への適応を目指す

第5章 見失った自分を取り戻すための処方箋
    ~バウンダリーを育む

第6章 社会との関係を再構築するための処方箋
    ~柔軟にバウンダリーを引く

著者プロフィール

上谷 実礼  【著】
うえたに みれい

千葉大学医学部医学科卒業。労働衛生コンサルタント(保健衛生)。公認心理師。千葉大学博士(医学)。千葉大学大学院非常勤講師。生活習慣・生き方と健康との関係に興味を持ち、社会医学系研究室で研究・教育に従事したのち、産業医として独立。のべ1万人以上の面談・カウンセリング実績。アドラー心理学・ゲシュタルト療法・ポリヴェーガル理論が専門。著書に『ミレイ先生のアドラー流“勇気づけ”保健指導』『ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート』(ともにメディカ出版)などがある。