もしも世界的教祖を起業家にたとえたら
本書は「歴史上の有名な宗教指導者の人生」を、ビジネスパーソンの身近な事柄にたとえてみることで、理解しやすくしようと試みた一冊です 。
なぜ、宗教指導者なのか?
それは、「宗教の始まり」と「企業の設立」は、かなり性質が似ているからです 。
・「大企業の社員の独立」
・「スタートアップの急成長」
・「ライバル企業の買収」
・「反社長派の分離独立」
・「行政との癒着」
こういった、現代の企業でもよくある出来事は、宗教の世界でもたくさんありました 。
本書で取り上げるのは、イエス・キリスト、ブッダ、ザラスシュトラ、マーニー、孔子、空海、ルターという7名の有名な宗教指導者たちです 。
一見、「宗教の本」はとっつきづらく、「なんだか難しそう」と思われるかもしれません 。
けれども、彼らの人生から学べることは、現代のビジネスパーソンにもたくさんあります 。
読み終わったあと、「宗教」がこれまで以上にぐっと身近なものに感じられるようになっているはずです 。
【本書の内容】
第1章 キリスト教――巨大企業からスピンアウトした「信仰のスタートアップ」
第2章 仏教――お悩み解決から始まった、巨大コンサルティングファームの誕生
第3章 ゾロアスター教――創業者の死後、数百年を経て「国策企業」となった伝説の研究機関
第4章 マーニー教――一人の天才が作り上げた「フランチャイズ」の、世界的拡大と完全消滅
第5章 儒教――有名政治家・経営者を多数輩出した伝説のビジネススクール
第6章 真言密教――天才が一代で築いた国家公認の「巨大事業財団」
第7章 プロテスタント――巨大財閥の「コンプライアンス違反」から始まった、史上最大の企業分裂