だから、ひとり暮らし

蜂谷 智子著
2025年10月15日 発売
定価 1,870円(税込)
ISBN:9784492048160 / サイズ:四六/並/160

自由で、不安。でも、ちょっと誇らしい──
“おひとりさま”は、これからのスタンダードだ。
増え続ける単身世帯、進む未婚化・晩婚化、高まる生活コスト……
“ひとり”を選択する人が増えている今、「本当の自分らしさ」とは?

『東洋経済オンライン』人気連載の著者、待望のデビュー作!
10人の部屋から見える、「自分らしい生き方」とは?

「ひとりって、いいかも!」
「人生のヒントが満載」
「自分と向き合う勇気をもらいました」
と、大絶賛!!

● 家族との距離を置く
● 自分を見つめなおす
● 趣味をとことん追求する
● 再出発の準備をする
● 好きなものに囲まれて暮らす...etc

〈本書の特徴〉
ロストジェネレーション世代の著者が、誰かの部屋に足を踏み入れ、生活の空気を感じ、どんなふうに日々を過ごしているのか。取材対象は、年齢も性別も職業もさまざま。
自分らしい生き方を模索する人、キャリアを転じた人、人生の折り返し地点を過ぎてからの再出発……。嬉しかったこと、辛かったこと、忘れられない記憶やこれからの希望について、著者の考察を交えて綴ったルポルタージュ・エッセイ。

〈その他、魅力的なコンテンツが満載!〉
◎インテリアをアップデートするヒント
「部屋づくりのこだわりPOINT」

◎みんなに聞いた
 教えて!「マイ・ルール」30

◎世界的人気を誇る写真集『TOKYO STYLE』の著者・都築響一氏
 自宅取材&特別対談を収録!

〈著者からのメッセージ〉
毎回の取材で感じるのは、誰もが「理由があって今ここにいる」ということ。それぞれのひとり暮らしは、すべてが尊い現実のワン・ピースであり、住人が自分の人生をかけて選び取った結果だ。
この取材は「ひとり暮らし」というテーマを通して、その人の人生の一部に触れる旅であり、私たち自身が「これからをどう生きていくか」を問いなおす旅でもある。
本書に収められた記録が、あなた自身の視点で暮らしを見つめなおす手がかりになることを願っている。
(「はじめに」より)

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概要

東洋経済オンラインの人気連載を書籍化。増加する「ひとり暮らし」のリアルな生活から見える、これからの「自分らしい生き方」。

目次

まえがき
「ひとり暮らし」をめぐる、旅の始まり
──それぞれの部屋から見える、これからの生き方

登録者9万人のシニアYouTuber、孤独と自由が交差する部屋
「ようやく妻が死んでくれた」投稿で話題に。“ひとり老後”の楽しみ方

60代半ば、都心から郊外へ「美学ある」団地暮らし
大胆なキャリアチェンジ、離婚……波乱の人生を歩みながら、挑戦は続く

「音大卒の大工」が家賃6万円の部屋で夢見る“次の一歩”
昭和の激シブ物件をDIY、猫を相棒に職人の世界を目指す

「ロスジェネ」世代がたどりついた、光さす居場所
日々の「ちゃんと」を積み重ねて、人に振り回されない暮らし

仕事、恋愛、結婚、子ども……惑いながら未来を探す「仮暮らし」
周囲に流されず「リセット」できる場所で、“自分らしさ”を求めて

「家族のしばり」を手放して、ひとり暮らしに
互いに支え合う、ネットワークを大切に

インスピレーションを詰め込んだ「6畳の宇宙船」
ボーダレスな“好き”を信じて確立した自分のスタイル

“ガンダム愛”が結晶した圧倒的「趣味部屋」
夢と現実、葛藤の日々を超え見つけたバランス

不安を乗り越え、笑顔や会話が絶えない「人が集う部屋」へ
購入の決め手は「生活の風景が思い描ける」こと

★スペシャルオファー【都築響一氏自宅取材】
「拾い上げ、手放す」60歳を過ぎて確信する、身軽に生きることの価値
“サブカルチャー界の巨人”の「澱まない」部屋

★スペシャル企画【都築響一×蜂谷智子 特別対談】
『TOKYO STYLE』から30年「普通」の暮らしを記録すること

あとがき
この世界には、窓灯りの数だけ「居場所」がある


Column
「飽和」から「不足」の時代へ
──モラトリアムな時間を持つことの重要さ

Column
「自分の足で立つ」力を持ち、支え合える社会へ
──新時代の〝豊かな老後〟とは

「人生の選択」を尊重する社会へ──“令和モデル”の矛盾

著者プロフィール

蜂谷 智子  【著】
はちや ともこ

ライター・編集者。編集プロダクション「Asuamu(アスアム)」主宰。東京都出身。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。語学教材の出版社を経て、2014年よりフリーランスに。住宅・教育分野を中心に、これまでに1000人以上を取材。相手に寄り添う取材力と、物語として紡ぐ力に定評がある。
『東洋経済オンライン』の連載「だから、ひとり暮らし」では、住まいから社会の変化を読み解くアプローチが注目され、「東洋経済オンラインアワード2024」クリエイティブ賞を受賞。