破天荒のジャーナリストが書き残した資料を読み解き、
日本外交の原点に迫る!
19世紀末、動乱の北京に23年間を過ごしたモリソン。前半はロンドン・タイムズ特派員として反露親日の国際世論を喚起して日露戦争における日本の勝利に大きく貢献したが、後半は中華民国大統領袁世凱の政治顧問として反日の急先鋒に立ち、嵐の中をかろうじて進む新中国の舵取りに携わった破天荒のジャーナリストが書き残した資料を読み解き、日本外交の原点に迫る! 辛亥革命の知られざる実相と諸列強の暗闘を描いた労作。
第1章 日露戦争後の世界 第2章 鉄道問題 第3章 辛亥革命の勃発 第4章 袁世凱とモリソン 第5章 モリソンの個人外交 第6章 モリソン活動の成果 第7章 辛亥革命後の中国 第8章 第一次世界大戦をめぐって