昭和史の泰斗2人が、いま日中韓で燃え上がるナショナリズムの実体について分析。背景にある歴史問題を直視し、憎悪の連鎖に歯止めをかけるための提言を行う。そして、他国に振り回されず権力に踊らされない、健全な日本人のナショナリズムの在り方についても示す――。大好評『そして、メディアは日本を戦争に導いた』に続く迫真の対談。
◆前帯コピー
“憎悪の連鎖”をどうやって断ち切ればいいのか
“自虐史観”“居直り史観”を共に排して、歴史を直視すれば、
解決の道は見えてくる――。
「気づいたら戦争」にならないための“本物の愛国者”入門。
◆後帯コピー
●出版メディアは、嫌中、嫌韓を無責任に煽(あお)り商売にしている
●戦後の「イヤだイヤだ反戦」でナショナリズムが歪(ゆが)んだ
●昭和の戦争を検証せずに軍拡を叫ぶのは、本物のナショナリストではない
●韓国併合は、日本にとっては侵略というよりも国防だった
●自国の誇りが高く、他国への感情が変わりやすい韓国ナショナリズム
●中国人への蔑視は日清戦争から始まった
●中国共産党にとってナショナリズムは統治の手段にすぎない
●竹島や尖閣の問題は、日中韓の国家ナショナリズムに利用されている
●日本のタカ派的言動は中国軍部に利用されるだけ
●国家総動員法と集団的自衛権、歴史が教える白紙委任の危険
●復讐戦を放棄した戦後六九年こそ、誇るべきナショナリズム
●庶民の健全なナショナリズムこそが日本を救う
●大正の論客が教える、戦争を絶滅するための法律
――本書より