安全保障の戦後政治史

防衛政策決定の内幕

塩田 潮著
2023年10月4日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492062234 / サイズ:四六/上/452

「憲法」「安保改定」「専守防衛」「非核三原則」「防衛費1%枠」「尖閣問題」「集団的自衛権」から岸田政権の「三文書改定」まで、防衛政策の攻防と決定の軌跡を描く。取材期間37年超の力作!

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概要

憲法、安保改定、非核三原則、防衛費1%枠、集団的自衛権から岸田政権の三文書改定まで、防衛政策をめぐる攻防と決定の軌跡を描く。

目次

序 章  安全保障政策の「歴史的転換」
第一章  憲法と日米安保条約の誕生――吉田茂の遺産
第二章  六〇年安保改定――岸信介の選択
第三章  非核三原則と核拡散防止条約――佐藤栄作の深謀
第四章  防衛費一パーセント枠の設定――三木武夫の執着
第五章  東芝機械ココム違反事件――経済安全保障の真実
第六章  一パーセント枠打倒の仕掛け――中曽根康弘の野望
第七章  自衛隊の海外派遣――海部・宮沢・小泉の国際貢献
第八章  北朝鮮核疑惑危機――金丸訪朝・細川内閣崩壊
第九章  防衛庁の省昇格と文民統制
第一〇章  尖閣問題の日中衝突――田中角栄から野田佳彦まで
第一一章  日米同盟と集団的自衛権――安倍晋三の挑戦
終 章  安保三文書改定――岸田文雄の賭け

著者プロフィール

塩田 潮  【著】
しおた うしお

ノンフィクション作家・評論家。1946年生まれ。高知県吾川郡いの町出身。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経て、1983年、著書『霞が関が震えた日』刊行でデビュー。同年、同作で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書に『霞が関が震えた日』(講談社文庫)、『東京は燃えたか』(朝日文庫)、『大いなる影法師』(文藝春秋)、『一〇〇〇日の譲歩』(新潮社)、『昭和の教祖 安岡正篤』(文藝春秋)、『日本国憲法をつくった男 宰相幣原喜重郎』(朝日文庫)、『岸信介』(講談社)、『金融崩壊』(日本経済新聞社)、『郵政最終戦争』(東洋経済新報社)、『田中角栄失脚』(朝日文庫)、『新版 民主党の研究』(平凡社新書)、『憲法政戦』(日本経済新聞出版社)、『熱い夜明け でもくらしい事始め』(講談社)、『内閣総理大臣の日本経済』(日本経済新聞出版社)、『密談の戦後史』(角川選書)、『内閣総理大臣の沖縄問題』『解剖 日本維新の会』(ともに平凡社新書)、『大阪政治攻防50年』(東洋経済新報社)など多数。