図解 ASEANを読み解く

ASEANを理解するのに役立つ60のテーマ

みずほ総合研究所著/平塚 宏和執筆/酒向 浩二執筆/宮嶋 貴之執筆/菊池しのぶ執筆/小林 公司執筆/杉田 智沙執筆/中村 拓真執筆/稲垣 博史執筆
2015年9月18日 発売 在庫なし
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492093252 / サイズ:A5/並/248

2014年1月発行の『図解 ASEANの実力を読み解く』の主要6カ国に焦点をあわせましたが、その改訂版の位置づけである本書は、2015年末の経済共同体「AEC」の発足に照準をあわせて、ASEANに最近進出した企業やビジネスを始めようと考えている企業の方に向け、全10カ国の情報をカバーし、役に立つ60のテーマでまとめています。カバーする国を増やした以外に増強した点として、全体を概観する第1章にはビジネスリスクに関するテーマ、各国編では投資リスクに関するテーマをそれぞれ追加したことが挙げられます。これにより、タイ、インドネシアなど、主要6カ国の政治体制等の動きをアップデートするだけではなく、2014年1月時点ではまだ顕在化していなかった、ASEANの投資リスクやビジネスリスクについても解説しています。その一方で、消費市場としてのASEANの魅力を理解するために、みずほ総合研究所が把握している2030年までの見通しに関するデータを掲載していることも本書のセールスポイントです。上記のように内容の増強を図るものの、『図解 ASEANの実力を読み解く』同様に、本書の最大の特長である図解シリーズの利点を生かし、国別だけではなく、テーマごとに横断的にASEANの国々の情報を比較しながら読んで理解できます。また、本書の作成に当たり研究員が新たに取材を行っており、足で稼いだネタもアップデートされ、より親しみやすく、かつ実践的な本となっています。

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概要

アジア調査で定評あるみずほ総研がビジネスや投資リスク解説等、『図解 ASEANの実力を読み解く』の内容を更新・増強した一冊。

目次

主な内容

第1章 ASEANを理解しよう
第2章 インドネシアを理解しよう
第3章 タイを理解しよう
第4章 カンボジア、ラオス、ミャンマー(CLM)を理解しよう
第5章 ベトナムを理解しよう
第6章 フィリピンを理解しよう
第7章 マレーシアを理解しよう
第8章 シンガポールを理解しよう

著者プロフィール

みずほ総合研究所  【著】
みずほそうごうけんきゅうじょ

ハイレベルなリサーチ部門とソリューション部門に加え、独自の法人会員制度を擁する日本有数のシンクタンク。経済調査/欧米調査/アジア調査/市場調査/政策調査/金融調査──6つの分野のスペシャリストが、優れた分析力と国内外のネットワークを駆使し、付加価値の高いマクロ情報の発信や政策提言を行うほか、国や自治体、民間企業の個別課題解決ニーズに対応したコンサルティング・サービスを提供している。

平塚 宏和  【執筆】
ひらつか ひろかず

はじめに、第1章(テーマ1、2)担当を担当。1987年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年、山一證券入社、山一証券経済研究所出向を経て、1998年第一勧銀総合研究所入社(2002年よりみずほ総合研究所)。2011年より現職。専門はアジア経済・金融。著書に、『21世紀型金融危機とIMF』(共著、東洋経済新報社)、『ネットワーク型発展のアジア』(共著、東洋経済新報社)、『アジアFTAの時代』(共著、日本経済新聞社)、『巨大経済圏アジアと日本』(共著、毎日新聞社)、『全解説ミャンマー経済』(共著、日本経済新聞出版社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。

酒向 浩二  【執筆】
さこう こうじ

第1章(テーマ3、4、9、10、11、章末コラム)を担当。1993年慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。同年、民間金融機関入社、国際企画部(欧米不動産投資担当)、国際企画部トレーニー(台北)、香港駐在(中国企業投資担当)を経て2002年日本貿易振興会(JETRO)に入会し、海外調査部にて中国経済調査業務に従事。2006年みずほ総合研究所に入社。対象をアジア全域に広げ2014年より現職。専門はアジアの経済・産業調査で、近年はASEAN地域に注力。アジア政経学会員。大阪市立大学大学院アジアビジネス研究分野、国士舘大学21世紀アジア学部等で講師歴任。著者に『全解説ミャンマー経済』(共著、日本経済新聞出版社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。

宮嶋 貴之  【執筆】
みやじま たかゆき

第1章(テーマ5、6、7、8)を担当。2009年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。同年、みずほ総合研究所入社、2011年7月までアジア調査部で主にタイ、マレーシア経済担当。2011年8月から内閣府に出向、政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(総括担当)付政策調査員(日本経済担当)として、『月例経済報告』、『経済財政白書』等を担当。2013年8月より現職。アジア景気見通し総括、韓国、ベトナム経済を担当。著書に『激震 原油安経済』(共著、日本経済新聞出版社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)、『年次経済財政報告(経済財政白書)』(平成24~25年度、共著、内閣府)等。

菊池しのぶ  【執筆】
きくち しのぶ

第2章(インドネシア)、第6章(フィリピン)を担当。2006年東京大学大学院公共政策学教育部修了。同年、みずほ総合研究所入社。2009年まで社会・公共アドバイザリー部にて、PFI事業のコンサルティングを担当。2009~2011年在アメリカ合衆国日本大使館専門調査員。2011年よりアジア調査部でインドネシア、フィリピン、オーストラリア経済を担当。著書に、『日本経済の明日を読む2014』(共著、東洋経済新報社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。

小林 公司  【執筆】
こばやし こうじ

第4章(カンボジア、ラオス、ミャンマー)を担当。1994年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。2004年ロンドン大学大学院金融経済学修士。1994年富士総合研究所入社。2000年まで経済調査部にて日本経済、米国経済の調査担当。2000~2003年在英国日本大使館専門調査員。2003~2006年みずほ総合研究所経済調査部にて欧州経済の調査担当。2006~2008年農林水産省出向、大臣官房情報分析室にて農業白書を担当。2008年みずほ総合研究所アジア調査部。2015年より現職。メコン地域、インド経済の調査担当。著書に、『全解説ミャンマー経済』(共著、日本経済新聞出版社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。

杉田 智沙  【執筆】
すぎた ちさ

第3章(タイ)、第7章(マレーシア)を担当。2009年神戸大学法学部卒業。同年、みずほ銀行入行。2011年11月~2015年5月までみずほ総合研究所アジア調査部に所属し、タイ・マレーシア経済の調査担当。著書に、『日本経済の明日を読む2014』(共著、東洋経済新報社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。

中村 拓真  【執筆】
なかむら たくま

第5章(ベトナム)を担当。2012年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修了。2013年、みずほ総合研究所入社。2014年まで日本経済の調査を担当、2014年より現職。オーストラリア、ベトナム経済を担当。著書に、『日本経済の明日を読む2014』(共著、東洋経済新報社)等。

稲垣 博史  【執筆】
いながき ひろし

第8章(シンガポール)を担当。1991年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同年、富士総合研究所入社。1996年まで欧州経済、1999年までアジア経済、2002年まで日本経済の調査を担当。以後、アジア経済の調査を担当。2004~2009年に香港駐在。専門はアジアのマクロ経済動向の分析で、特にベトナム経済の調査担当期間が長い。著書に、『日本経済の進路』(共著、中央公論新社)、『徹底予測! 日本経済これから10年』(共著、PHP研究所)、『中国人民元の挑戦』(共著、東洋経済新報社)、『全解説ミャンマー経済』(共著、日本経済新聞出版社)、『図解 ASEANの実力を読み解く』(共著、東洋経済新報社)等。