立憲主義の政治経済学

藪下 史郎監修/川岸 令和編著
2008年3月22日 発売
定価 4,180円(税込)
ISBN:9784492211748 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256

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概要

近年、ゲーム理論などの分析道具の発達により、「憲法とは何か、何であるべきなのか」に関する議論も深化している。本書は、そういった最先端の憲法論の議論を集約した論文集である。

目次


序 章 立憲主義の多角的理解に向けて/川岸令和

第I部 9.11後の立憲主義
第1章 憲法は考える?/スティーヴン・ホームズ
第2章 立憲主義と民主的責任
     :テロとの戦いに潜むさまざまな難題/ロジャーズ・スミス
第3章 次のテロ攻撃の翌朝に/ブルース・アッカーマン

第2)部 立憲主義とは何か
第4章 立憲主義のゲーム理論的分析/河野 勝・広瀬健太郎
第5章 経済学における三つの立憲主義的契機/若田部昌澄
第6章 テロという危機の時代における
      「立憲主義」の擁護/阪口正二郎

第3)部 立憲主義の諸相
第7章 「小さな政府」の憲法学/棟居快行
第8章 公共サービスと自由
    :教育をめぐる平等と選択のジレンマを手がかりに/西原博史
第9章 差別―ロールズ格差原理の再定式化/後藤玲子