住民なのに案外気づかない自分の県のいいところ、悪いところを発見できる本。
60個もの客観的な指標をそろえて、いろいろな切り口で47都道府県を順位づけます。
たとえば、食料自給率の1位は北海道、生活習慣病の受療者数ワースト1位は高知県、
書籍購入額1位は兵庫県、持ち家率1位は秋田県、健康診査受診率1位は石川県、
生活保護受給率ワースト1位は大阪府といったようです。
それだけでなく、60の指標を、健康分野の指標、文化分野の指標、といったように分類して、
各分野での順位も発表しています。
たとえば、
仕事分野では、1位は福井県、2位は神奈川県、3位は山口県、
生活分野では、1位は富山県、2位は鳥取県、3位は福井県、です。
もちろん、総合ランキングもあります。こちらはぜひ、本書をご覧ください。
なぜ自分の県がこの順位なのか、と考えていくと、この地域で暮らす
幸福って何だろう、という問題につきあたります。
世の中ではブータンが世界一幸せな国だと言われていますが、そもそも、
何をもって幸福とするのか。世界の幸福ランキングの考え方も調査し、まとめて紹介しています。
大震災後のいまだからこそ地域の未来について深く考えたい、全県民の必読書です。