安倍政権 365日の激闘

歳川 隆雄著
2014年1月17日 発売 在庫なし
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492212141 / サイズ:四六/上/256

アベノミクス、消費増税、対中外交……、決断の裏側で何が起こっていたのか!?
主要メディアが伝えないインサイドレポート。

第1次政権時の安倍首相は自ら旗振り役となって突き進んだ。だが、現在の安倍氏は常に最終判定者であることを心掛けている。そのためには、菅官房長官と麻生副総理兼財務相の2人のお膳立てが不可欠である。主要政策すべての判断の際、この二等辺三角形の役割分担が機能して、成功してきた。アベノミクス(安倍政権の経済政策)の「3本の矢」策定、黒田東彦日本銀行総裁人事(異次元の金融緩和)、価値観外交による中国包囲網確立とエネルギー資源外交による中東・アフリカ歴訪、国際オリンピック委員会(IOC)総会での2020年五輪の東京招致成功、消費税率8%への引き上げ(復興特定法人税廃止前倒し)表明、減反決定など農業改革と薬認可自由化など医療改革(岩盤規制改革)――。このような決断で安倍首相は最終判定者であり続けた。これが、今の安倍スタイルなのだ。(本書「序文」より)

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概要

アベノミクス、TPP、消費増税決断の裏側で何が起こっていたのか!? 安倍政権の365日の奮闘を描いたインサイドレポート。

目次

【主要目次】
●なぜ、安倍1強時代が生まれたのか
●外交分野のお手本は祖父・岸信介元首相の「自主外交」か
●アベノミクスが引き起こす財務省の地殻変動
●安倍・金正恩会談の布石か!?
 ~飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問が意味するものとは
●特定秘密保護法案を参院に送った安倍政権には中国の防空識別圏設定は“使える”道具に過ぎなかった!

著者プロフィール

歳川 隆雄  【著】
としかわ たかお

国際政治経済情報誌『インサイドライン』編集長。新聞、メディアが伝えないインサイド情報を、官邸、主要官公庁、企業の広報・調査部、シンクタンク、大使館等に発信。東洋経済アメリカ発行の『The Oriental Economist Report』の東京支局長を兼務。著書に『外務省の権力構造』(講談社)、『自民と民主がなくなる日』(幻冬舎新書)などがある。