民主主義の条件

砂原 庸介著
2015年3月27日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492212202 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:240

大人が学んでおきたい「政治のしくみ」基礎のキソ。

民主主義の根幹を、サントリー学芸賞受賞・新進気鋭の政治学者が一からわかりやすく解説する。

日本政治をリアルに理解するための新常識が、この1冊に凝縮!




・そもそも選挙で「いちばんいい候補」を選べるの?

・自民党はなぜ強いのか?これからも強いのか??

・なぜ、町村議会議員は「無所属」ばかりなのか?

・18歳が選挙権を持つってどういうこと?

・ダメ党首を辞めさせるには?

・参議院っていらなくない?

・どうして「高齢者」と「農村」が優先されるのか?

・「AKB総選挙」とふつうの選挙の共通点は?

・「統一地方選挙」って何の意味があるの?



読めば、こんなソボクな疑問もスッキリ解けて、

明日からニュースの見方が変わる!



 

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概要

なぜ自民党しか勝てないのか?一週間で政治ニュースの見方が変わる。新進気鋭の政治学者、サントリー学芸賞受賞後初の単著!

目次

序章

【第I部 選挙制度】
第1章 ダメ、ゼッタイ――罪深き中選挙区制
第2章 あちらを立てればこちらが立たず―― 多数制と比例制
第3章 混ぜるなキケン!?――混合制

【第II部 政党組織】
第4章 ヒーローなんていらない――政党組織
第5章 先立つものはカネ――政治資金と政党規制
第6章 ケンカをやめて――政党内デモクラシー

【第III部 権力分立】
第7章 つかず離れず――二院制の役割
第8章 てんでバラバラ――多様な地方政治
第9章 時は来た、それだけだ――選挙のタイミング

【第IV部 選挙管理】
第10章 審判との戦い?―― 選挙管理機関
第11章 看板に偽りあり――一票の格差と定数不均衡
第12章 伝わらなければ意味がない――投票環境の整備

【選挙制度改革】

あとがき
引用文献

著者プロフィール

砂原庸介
すなはら・ようすけ

大阪大学大学院法学研究科准教授。専門は行政学・地方自治。1978年、大阪府生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院総合文化研究科後期博士課程単位取得退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員(PD)、大阪市立大学大学院法学研究科准教授を経て現職。

著書に『地方政府の民主主義――財政資源の制約と地方政府の政策選択』(有斐閣、日本公共政策学会賞受賞)、『大阪――大都市は国家を超えるか』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)などがある。