新装版 丹羽宇一郎 戦争の大問題

それでも戦争を選ぶのか。

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丹羽 宇一郎著
2025年8月6日 発売
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492212639 / サイズ:四六/並/320

戦後80年のいま、戦争の真実を知るための必読書、待望の新装版!

本書は、戦争がいかに不条理、不合理で、愚かしく、残酷で、悲惨で不毛なものなのか、戦争体験者や軍事専門家に聞いてわかった、教科書では学べない戦争の真実を知ってもらいたいとの思いを込めて、2017年に刊行した『丹羽宇一郎 戦争の大問題』に、著者が東洋経済オンラインに執筆した戦争に関する記事を巻末に掲載した新装版です。

■本書の3大特徴

★★★戦場の真実がわかる
資料をもとに歴史家が書いた権威ある戦争研究の書籍とは違い、著者自ら、日中戦争・太平洋戦争で武器を手にした体験者を訪れ、専門家から見過ごされてきた多くの事実を聞いています。中国の広大な大地で、戦争末期の満州で、極寒のシベリアで、フィリピンの山中で、いったい何があったのか?

★★★日本の防衛力の真実がわかる
日本が自ら戦争を仕掛けることはないでしょう。しかし、北朝鮮や中国が日本を攻撃しないとは言い切れません。戦争に巻き込まれる危険は常にあります。日本を守るのは誰でしょうか? 自衛隊でしょうか? 米軍でしょうか? 軍事・安全保障の専門家に聞いた、本当の日本の防衛力。

★★★日本が目指すべき道がわかる
日本が目指すべきは世界中から尊敬される国です。世界を屈服させる強国ではありません。世界が感服するよい手本となる国です。戦争はしてはいけない。戦争から得られるものは何もない。戦争体験の教訓を学ぶことが、日本を再び戦争に導かない力となり、同時に世界に貢献できる手がかりとなるでしょう。

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概要

戦争体験者や軍事専門家に聞いてわかった、教科書では学べない戦争の教訓。元中国大使の国際ビジネスマンによる最初で最後の戦争論。

目次

序 章 それでも戦争を選ぶのか
第1章 戦場の真実
第2章 戦争勃発の真実――なぜ戦争は起きるのか
第3章 日本を取り巻く脅威の真実
第4章 安全保障と防衛力の真相
第5章 日本は特別な国であれ
巻末付録(東洋経済オンライン記事) 

著者プロフィール

丹羽 宇一郎  【著】
にわ ういちろう

1939年愛知県生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。1998年に社長に就任。1999年に約4000億円の不良資産を一括処理し、翌年度の決算で同社史上最高益(当時)を記録。2004年に会長に就任。内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任し、2010年に民間出身では初の中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会名誉会長。著書に、『人は仕事で磨かれる』(文藝春秋)、『丹羽宇一郎 習近平の大問題』『丹羽宇一郎 令和日本の大問題』(共に東洋経済新報社)、『死ぬほど読書』(幻冬舎)、『生き方の哲学』 (朝日新聞出版)、『老いた今だから』(講談社)など多数。