本邦初の「学校裏サイト」問題の解説書
「学校裏サイト」とは、中高生が自分で立ち上げたサイトで、だれでも閲覧・書き込みができる掲示板です。利用するのが一つの学校の生徒であるため、通常の掲示板よりも身近でハマりやすいのが特徴です。
しかしその分、問題も生じます。実名での誹謗中傷が当たり前になり、読んでいる人はみな、誰が中傷されているかが分かってしまうのです。もちろん、中傷された本人も例外ではありません。そのため、容易にいじめや不登校につながってしまいます。半年ほどまえから大問題となり、マスコミ各社でさかんに報道されていることから、ご存じの方も多いと思います。
筆者はこの問題の第一人者にして、いくつかの学校裏サイトを廃止に追い込んだ実績をもつ下田博次氏。ここ半年ほど、裏サイト問題が報じられるときは必ずといっていいほど登場していた人物です。裏サイトの構造から問題点、そして解決策までを紹介します。
また、裏サイトだけでなく、さまざまな「子どもによるケータイ利用のリスク」を紹介。読んだら、きっと子どもにケータイを与えたくなくなるはずです。
第1章 急拡大した学校裏サイト 第2章 学校裏サイト対策 第3章 プロフという新しい流行 第4章 「かわいい」インターネット遊びの裏で 第5章 恋とスリルとお金 第6章 子どもを使って稼ぐ営利企業 第7章 学校裏サイトから考える課題と対応策