スーパーの裏側

河岸 宏和著
2009年4月17日 発売
定価 1,540円(税込)
ISBN:9784492222973 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:224


原理原則を守ってほしい





[著者のコメント]

A玉を造った時に不良品として出るB玉は子供のころの遊び道具でした。

B玉は最後までB玉なのです。最近報道されている食品偽装、産地偽装は「B玉」を「A玉」に見せようとして利益を上げようとしているのです。

私自身も、かつて先頭になって「B玉」を「A玉」に見せる仕事をしていました。

だからこそ、品質管理、衛生管理、倫理感の重要性を皆さんに伝えたいのです。



卵は産卵農場と産卵日を知りたい

牛肉はスライスした日を知りたい

鮮魚は釣った日を知りたい

野菜は収穫した日を知りたい

この惣菜はどうやって造ったのか



この当たり前の事を何故、スーパーでは知ることが出来ないのかを皆さんと一緒に考えて見ませんか。

私の人生を書いています。この本を読むことで、スーパーでいい商品を見極める事が出来るように心から願っています。



60万部突破

「食品の裏側」に続くシリーズ第2弾!

「食品業界を知り尽くした男」が明かす、バックヤード&食品流通の舞台裏


 

[内容紹介]

・大手ハムメーカーに入社 →「肉のプロ」に

・コンビニ向け食品工場に出向 →「あらゆる食品の製造現場」を目撃・体験

・大手卵メーカーに転職 →「卵のプロ」に

・大手スーパーに転職 →「スーパーのプロ」に

・現在、某大手コンビニに在職 →「コンビニのプロ」に



こうして「食品業界の裏の裏」まで知り尽くした著者が明かす、スーパーの「日付偽装」「再加工」「使い回し」の実態には、驚きを隠せません。

「法律上、問題がない」という理由のもと、消費者の感覚ではとても許されないことを行っているスーパーが少なくないのです。



・売れ残ったマグロのサクは、翌日刺身にして再販売

・とんかつはカツ丼、うなぎの蒲焼きはうな丼にリサイクル

・賞味期限切れの食パンは、ラスクに再加工

・フルーツはカットして、2回、3回、使い回す



そういった「再加工」「使い回し」の問題とともに、



・開店早々、大量に並んでいる刺身は、いつ造ったもの?

・卵はなぜ、毎日同じ数だけ産まれるのに、特売日には10倍並ぶ?

・卵の賞味期限は、なぜどれも新しい?



といった「日付偽装」の問題まで、詳しく、わかりやすく解説しています。

「合法」「法律上、問題ない」という名のもと、スーパーではいったい何が行われているのか?

食品衛生法やJAS法といった法律は、いったい誰の味方なのか?

ぜひ本書を読み、安全でおいしい食品を選べる「スーパーの達人」になってください。


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概要

待望の裏側シリーズ第2弾。ハム・卵・惣菜工場・スーパーで働き「食品業界を知り尽くした男」が、使い回し・再加工から卵の特売のカラクリまで、バックヤード&流通の裏側を暴露する。

目次


第1章 スーパーGメンが行く!
    今日もスーパーでは「珍事件」が起こる
第2章 「賞味期限」はスーパーで勝手に決められる!?
第3章 お惣菜の実態
    ──売れ残りでつくるのが当たり前!?
第4章 すべての偽装は「卵」に通じる
第5章 いいスーパー、ダメなスーパーの見分け方

 

著者プロフィール

河岸宏和
かわぎし ひろかず

 1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、農場から食卓までの品質管理を実践中。
 これまでに経験した品質管理業務は、養鶏場、食肉処理場、ハム・ソーセージ工場、餃子・シュウマイ工場、コンビニエンスストア向け総菜工場、卵加工品工場、配送流通センター、スーパーマーケット厨房衛生管理など多数。
 著書に『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』(同文舘出版)などがある。