地球を激しく収奪する現代文明は、いつ、どのように崩壊するのか?
現代文明の崩壊を回避するためには、いかなる倫理・文明原理を、どのように創造していけばよいのか。
稲盛財団・環境文明倫理研究センターが主催した話題のシンポジウムを書籍化。地球文明の崩壊を食い止めるには、何が必要か? 稲盛氏が、宇宙物理学、環境学、文明史など、多分野の博識者らと、その「解」を求めて議論を交わす。
第1章 限界に近づいている地球システムの中の「人間圏」 (松井孝典) 第2章 地球文明の未来を予告しているアフリカの惨状 (石 弘之) 第3章 脳科学の立場から見た人間・文明・環境 (甘利俊一) 第4章 利他的遺伝子の優越する生命文明の地平に向かって (大橋 力) 第5章 現代文明は科学技術で滅びるのか (伊東俊太郎) 第6章 まとめにかえて―― 新たな文明原理は危機の時代に生まれた (安田喜憲)