20秒おきにスマホを触ってしまう――。テクノロジーに毒される、脳と心。
インターネット、スマートフォン、SNS、メール、ゲームが脳を狂わせ、心の病を引き起こす?
フェイスブックで増長する自己愛、覗き見趣味、マルチタスクと躁うつの関係、スマートフォン中毒、幻想振動、セクスティング、感情感染・・・・・・
アメリカ766人への大規模調査で明らかになった、ソーシャルメディア、スマートフォン、マルチタスクなどのテクノロジー/メディアが脳や心に与える影響。
あなたも、こんなことありませんか?
・電車に乗ったら、まずスマホ。むしろそうじゃない人がいるのか?
・早く家に帰ってネットサーフィンがしたい。Youtubeが見たい。頭の中はそればかり
・テレビを見ていると強迫観念的に湧いてくる。やせたいやせたいやせたいやせたい・・・・・・
・ゲームやスマホに支配されている感じがある。いうならばiPhone中毒、iPhone奴隷
・「いいね!」がほしくて必死にネタ探ししている。
テクノロジー/メディアの進化は止まらない、だからこそ知っておいてほしいことが本書にあります。専門家による危険度チェックと対処策つき。
第1章 iDisorder:誰もがおかしな行動をとり始めている 第2章 SNSという名のナルシシズムなメディア=私、私、私 第3章 24時間365日のテクノロジー・チェック 第4章 テクノロジー・ハイ:スマートフォン、SNS、メール中毒 第5章 浮き沈みのサイバーライフ:仮想世界の共感と躁うつ 第6章 マルチタスクの甘い罠:テクノロジーが注意力を奪っていく 第7章 対面と画面越しのあいだ:アイデンティティの実験とコミュニケーション障害 第8章 死の恐怖に取りつかれる:痛みへの過剰反応とサイバー心気症 第9章 1グラムでも痩せたい:変わる身体イメージと摂食障害 第10章 妄想、幻覚、対人回避:テクノロジーが"統合失調症"のようにふるまわせるのか? 第11章 "見たがる"私たち:覗き見趣味とセクスティング 第12章 すべてはあなたの心のなかに
ラリー・ローゼン
Larry Rosen, Ph.D.
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校心理学教授。「テクノロジーの心理学」の第一人者として、25年以上にわたってアメリカを始めとする世界各国の幅広い年齢層の3万人以上を対象にテクノロジーが心に及ぼす影響を調べている。『ニューヨークタイムズ』『USAトゥディ』『シカゴトリビューン』『CNN』などメディアに登場する機会も多い。
ナンシー・A・チーバー
Nancy Cheever, Ph.D.
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校准教授。専門はコミュニケーション。
L・マーク・キャリアー
L mark Carrier, Ph.D.
カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校准教授。専門は心理学。
ローゼンとともに、ジョージ・マーシュ応用認知(GMAC)研究所を設立。
児島 修 【訳者】
こじま・おさむ
英日翻訳者。1970年生まれ。立命館大学文学部卒業(心理学専攻)。ビジネス、IT、健康、スポーツなどの分野で活躍中。
訳書に『良いトレーニング、無駄なトレーニング』(草思社)、『マーク・カヴェンディッシュ』(未知谷)、『成功者は皆、ストーリーを語った』(アルファポリス)など。