基本的な知識と考え方
【スポーツに携わる人の必読書!】
――2020年、二度目の東京五輪開催が決定した。1964年の第一回東京五輪から半世紀以上を経ての、喜ばしい明るいニュースだ。
日本においては今後、競技大会における成果だけではなく、スポーツのありかた、スポーツ教育などにますますの関心が集まることだろう。一方、相撲、柔道、プロ野球、高校でのスポーツ教育など多方面で、近年、不祥事その他の問題が相次いでいる。これに対しても、国民の注目が集まることは間違いない。今こそ、スポーツガバナンスは論じられなければならない。
公正と正義を実現させるスポーツ・ガバナンスの仕組みをどう構築していくべきか?
本書は、基本的な知識と正しい考え方について解説するものである。
【主な目次】
巻頭言 ふたつの東京五輪のはざまで
第1章 スポーツガバナンスの行方-全日本柔道連盟の一連の不祥事を中心に-
第2章 中央競技団体の財務をどう評価するか-評価基準と評価体制・手続について-
第3章 スポーツ統括組織のガバナンスと倫理的問題への対応
第4章 五輪に向けたレガシーの創造-スポーツガバナンスのイノベーションを問う-
第5章 ガバナンスからみたスポーツ指導における暴力行為防止の取組み
第6章 スポーツ組織におけるガバナンスの構築について
第7章 スポーツ選手のパブリシティ
第8章 日本のスポーツガバナンスを考える-笹川スポーツ財団シンポジウム-
1.パネルディスカッション「日本のスポーツガバナンスを考える」
2.《After Thoughts Ⅰ》(引き続き)日本のスポーツガバナンスを考える
3.《After Thoughts Ⅱ》スポーツ不祥事について 日本スポーツ仲裁機構になにができるか