「入門だけでは物足りない」読者には最適の初・中級テキスト。期待という分析概念を使って現実の経済を見る眼を養う。上巻は短期経済の動きを扱い、下巻は労働市場の考察、資本蓄積と技術進歩など中・長期の分析に焦点を当てる。
1部 イントロダクション 1章 世界経済の概観 2章 本書の案内 2部 基礎編 3章 財市場 4章 財市場―――ダイナミックス 5章 金融市場 6章 財市場および金融市場とIS-LMモデル 3部 期待 7章 基本的な分析ツールとしての期待 8章 期待、消費および投資 9章 金融市場と期待 10章 期待、政策および産出量 4部 開放経済 11章 財市場と金融市場の開放性 12章 開放経済における財市場 13章 産出量、利子率および為替レート 14章 期待と為替レートの動き、および為替レートの危機 【下巻目次】 5部 マクロ経済の供給サイド 15章 労働市場 16章 財市場、金融市場および労働市場の統合 17章 フィリップス曲線 18章 インフレーション、ディスインフレーションおよび失業 19章 インフレーション、利子率および為替レート 6部 マクロ経済の病理 20章 マクロ経済の病理1)―――――高い失業率 21章 マクロ経済の病理2)―――――高いインフレ率 7部 長期におけるマクロ経済 22章 成長の事実 23章 貯蓄、資本蓄積および産出量 24章 技術進歩と成長 8部 変化と移行 25章 技術進歩、失業および産出量 26章 東ヨーロッパにおける市場経済への移行 9部 マクロ経済政策 27章 政策決定者は制約されるべきか 28章 金融政策――――要約 29章 財政政策――――要約 10部 エピローグ 30章 マクロ経済学の歴史