全世界400万部超のベストセラー『ヤバい経済学』
は35ヵ国語で出版され、世界中に経済学ブームを巻き起こし、 ついには映画が公開されました。
完成まで4年をかけたこの続編『超ヤバい経済学』は、「余裕で1冊目よりずっといいって胸を張って言える」と著者も自信満々。『ヤバい経済学』以上にヤバい内容で、読者を惹きつけて離しません。
たとえば、以下のような疑問にあなたならどう答えるでしょうか?
●ゾウとサメ、どっちが怖い?
●酔っ払って歩くのと酔っ払い運転、どっちが危険?
●ポン引きと不動産屋さん、どっちが偉い?
●お医者さんはちゃんと手を洗ってるの?
●サッカー選手になるには何月に生まれると有利?
●臓器移植問題は思いやりで解決する?
●カンガルーを食べれば地球は救われる?
●性別を変えたらお給料は上がるの?
●テロリストを捕まえるにはどうするのが一番?
●どうすれば長生きできる?
●テレビの驚くべき作用と副作用って?
レヴィットとダブナーは、難しい疑問や、みんなが思ってもみなかった疑問に対して、経済学的アプローチで人がインセンティブにどう反応するか調べ、超ヤバい世界の本当の姿を暴いていきます。
本書の序章でレヴィットとダブナーは次のように書いています。
「……経済学的アプローチは、ぼくたちそれぞれの頭の中にある、世の中がどうあってほしいかとか、どうだと思って恐がっているかとか、あるいはどうなってほしいかとかを描き出そうというものではない。経済学的アプローチが描き出すのは、世の中が実際にはどうなっているかだ。ぼくたちはだいたい、何らかの形で世の中を直したいとか変えたいとかと思っている。でも、世の中を変えるにはまず世の中がどうなっているかわからないといけない。」
「経済学的アプローチ」と出てきますが、『ヤバい経済学』と同様に経済学の知識がなくても大丈夫です。売春婦の戦略から地球を冷やす方法まで、レヴィットとダブナーのコンビが世の中の見方をまたひっくり返すのをぜひお楽しみください。
序 章 経済学が「ヤバい」とは 第1章 立ちんぼやってる売春婦、デパートのサンタとどうしておんなじ? 第2章 自爆テロやるなら生命保険に入ったほうがいいのはどうして? 第3章 身勝手と思いやりの信じられない話 第4章 お悩み解決いたします――安く簡単に 第5章 アル・ゴアとかけてピナトゥボ火山と解く。そのこころは? 終 章 サルだってひとだもの
スティーヴン・D・レヴィット
Steven D. Levitt
シカゴ大学経済学部教授。40歳未満でもっとも影響力のある経済学者に与えられるジョン・ベイツ・クラーク・メダルの受賞者。
スティーヴン・J・ダブナー
Stephen J. Dubner
『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』で書き手と編集者を務めた経験を持つ。著作に『さまよえる魂(Turbulent Souls)』、『信仰を選ぶ(Choosing My Religion)』)、『ヒーロー 好きの告解(Confession of a Hero-Worshiper)』、そして子供向けの『おへそがふたつのおとこのこ(The Boy with Two Belly Buttons)』がある。
望月 衛 【訳】
もちづき まもる
大和投資信託審査部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託などのリスク管理や金融商品の評価・分析に従事。
訳書に、『ヤバい社会学』(東洋経済新報社)、『ブラック・スワン』(ダイヤモンド社)、『富・戦争・叡知』(日本経済新聞出版社)などがある。