【著】
アリエル・ルービンシュタイン
Ariel Rubinstein
1951年生まれのイスラエルの経済学者。テルアビブ大学、ニューヨーク大学経済学教授。専門はゲーム理論、限定合理性の研究。1982年にEconometrica誌に掲載された論文“Perfect Equilibrium in a Bargaining Model”(「交渉モデルにおける完全均衡」)で交渉理論に重要な貢献をし、そのモデルは「ルービンシュタインの交渉モデル」と呼ばれるようになる。マーティン・オズボーンとともに著したA Course in Game Theory(1994)はゲーム理論を学ぶ者にとっての古典的教科書となった。
米国芸術科学アカデミー、米国経済学会の外国人名誉会員であり、1985年にはエコノメトリック・ソサエティのフェロー(終身特別会員)に選出、2004年にはその会長を務めた。
【監訳】
松井彰彦
まつい・あきひこ
東京大学大学院経済学研究科教授。
1985年東京大学経済学部卒業、1990年ノースウエスタン大学Ph.D. (M.E.D.S.)、同年ペンシルバニア大学経済学部助教授、筑波大学社会工学系助教授等を経て、2002年より現職。専門はゲーム理論、貨幣理論、障害と経済の研究。
査読論文に “Cheap-Talk and Cooperation in a Society” (JET, 1991) ほか約30篇。著書に『慣習と規範の経済学』(東洋経済新報社、第46回日経・経済図書文化賞)、『高校生からのゲーム理論』(ちくまプリマー新書)など。
日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞、日本経済学会中原賞。2016年度日本経済学会会長。エコノメトリック・ソサエティのフェロー(終身特別会員)、同カウンシル・メンバー(評議員、極東地区)。
【訳】
村上 愛
むらかみ・めぐみ
東京大学大学院経済学研究科修士課程。
矢ヶ崎 将之
やがさき・まさゆき
東京大学大学院経済学研究科博士課程。
猿谷洋樹
さるや・ひろき
東京大学大学院経済学研究科博士課程。