トーマス・セドラチェク 【著】
とーます せどらちぇく
1977年生まれ。チェコ共和国の経済学者。同国が運営する最大の商業銀行のひとつであるCSOBで、マクロ経済担当のチーフストラテジストを務める。チェコ共和国国家経済会議の前メンバー。「ドイツ語圏最古の大学」と言われるプラハ・カレル大学在学中の24歳のときに、初代大統領ヴァーツラフ・ハヴェルの経済アドバイザーとなる。2006年には、イェール大学の学生らが発行している『イェール・エコノミック・レビュー』で注目株の経済学者5人のうちのひとりに選ばれた。前作『善と悪の経済学』はチェコでベストセラーとなり、刊行後すぐに15の言語に翻訳された。2012年にはドイツのベスト経済書賞(フランクフルト・ブックフェア)を受賞。
オリヴァー・タンツァー 【著】
おりヴぁー たんつぁー
1967年、オーストリアのリンツに生まれる。『Der Standard』紙と『Profil』誌で編集者を務めたのち、オーストリア放送協会の通信員として、EUのブリュッセル本部に長年駐在した。2006年に日刊新聞『Tageszeitung Osterreich』の立ち上げに参加。2008年に週刊新聞『Die Furche』紙に移り、現在は同紙の副編集長で、外交・経済部門のリーダー。著作には本書のほかに、Josef Tausとの共著『Umverteilung neu,Ideen fur die Zukunft von Wirtschaft und Finanzsystem』(2011年)やMarkus Wolschlagerとの共著『Alles wird gut:Wie Wirtschaftskriesen die Welt verbessern』(2009年)がある。
森内 薫 【訳】
もりうち かおる
英語・ドイツ語翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒。主な訳書にブラックバーン&エペル『細胞から若返る! テロメア・エフェクト』、バーナム&フェラン『いじわるな遺伝子 SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ』(以上NHK出版)、フォックス『脳科学は人格を変えられるか?』(文藝春秋)、ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』(河出書房新社)ほか多数。
長谷川 早苗 【訳】
はせがわ さなえ
独日翻訳者。訳書にシルト=ルドルフなど『脊椎の機能障害 徒手検査とモビライゼーション』、ラルセンなど『人体らせん原理とハタヨーガの融合 メディカルヨーガ』、ヘプゲン『筋筋膜トリガーポイント ポケットアトラス』(以上ガイアブックス)、ビットリッヒ『HARIBO占い』(阪急コミュニケーションズ)。