格差は心を壊す 比較という呪縛

リチャード ウィルキンソン著/ケイト ピケット著/川島 睦保訳
2020年4月3日 発売
定価 3,080円(税込)
ISBN:9784492315262 / サイズ:四六/上/496

イギリス格差研究の第一人者による渾身のレポート!
私たちを追い詰める“他人の目”という呪縛。

激しい格差は、人類の競争本能を暴走させる。
下流も上流も息苦しい社会の変革に必要なこと。

【本書の主な主張】

・米国人の80%以上が臆病に悩んでいる。
・友情の価値は年間約1200万円
・100万人の英国の生徒が病んでいる
・不平等の拡大でうつ病も広がる
・ゼロサムゲームとしての美容整形
・格差でサイコパス的経営者が評価される
・不相応な出費を促す極限の資本主義
・不平等な社会ほど子どものいじめが激しい
・能力の差が階層を決めるという誤った思い込み
・格差は社会全体の学力を低下させる
・超富裕層はなぜ高価な絵画を求めるのか
・平等な社会は生活の質を別次元の高さへと導く
・労働組合が弱体化すると格差が広がる
・株式会社という制度はこれからも通用するか ほか



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概要

格差社会は人類の競争本能を引き出しすぎて環境も破壊する。地球の破滅を防ぐために何ができるか。著名な格差研究者の渾身レポート!

目次

プロローグ 格差の大きな国で起こること

第1章 格差は私たちを不安にさせる

第1部 格差はこうして私たちの心を蝕む
第2章 格差は私たちの自信を打ち砕く
第3章 格差で私たちは誇大妄想狂になる
第4章 格差は私たちを中毒に追いやる

第2部 社会階級にまつわる神話を壊そう
第5章 人は根っから利己的にできているという誤解
第6章 生まれつきの能力差が格差を生むという誤解
第7章 上流の文化はすべて一流であるという誤解

第3部 新しい社会の創出に取り組もう
第8章 なぜ格差と環境問題の解消を同時に考えるのか
第9章 人類と地球のために、生産活動を見直そう

著者プロフィール

リチャード ウィルキンソン  【著】
りちゃーど うぃるきんそん

経済学者、公衆衛生学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済史を学び、後に疫学を学ぶ。ノッティンガム大学メディカルスクール名誉教授、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン名誉教授。著者に『格差社会の衝撃』『寿命を決める社会のオキテ』など。ケイト・ピケットとの共著『平等社会』は『ニュー・ステイツマン』誌の「この10年に読むべき本トップ10」に選出され、20を超える言語に翻訳された。

ケイト ピケット  【著】
けいと ぴけっと

疫学者。ヨーク大学健康科学学部教授、同大学未来の健康センター副所長。ケンブリッジ大学で形質(自然)人類学を、コーネル大学で栄養学を、カリフォルニア大学バークレー校で疫学を学ぶ。『平等社会』共著者のリチャード・ウィルキンソンとともに、イギリスの不平等を解決するための組織イクオリティ・トラストを設立する。

川島 睦保  【訳】
かわしま むつほ

1955年福岡県生まれ。1979年横浜国立大学経済学部卒業後、東洋経済新報社入社。『週刊東洋経済』編集長、取締役出版局長を務める。1991~92年にフルブライト留学生として米国ハーバード大学経済学部に短期留学。2017年に退社後はフリーのジャーナリスト、翻訳家として活躍。訳書に『シャルマの未来予測』『「追われる国」の経済学』。