ジョセフ・E・スティグリッツ 【著】
じょせふ・E・すてぃぐりっつ
2001年ノーベル経済学賞および1979年ジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞。
イェール大学、オックスフォード大学、プリンストン大学、スタンフォード大学を経て、現在はコロンビア大学教授。
クリントン大統領の下で経済諮問委員会の委員長、1997~2000年に世界銀行でチーフエコノミスト兼副総裁、2008~2009年の世界金融危機直後、「経済的パフォーマンスと社会的進歩の測定」に関する国際委員会、および「国際通貨金融システムの改革」に関する国連の専門家委員会において議長を務めた。
研究活動においては、非対称情報のもたらす影響を探求し、新しい経済学分野である情報の経済学の発展に貢献した。
ジェイ・K・ローゼンガード 【著】
じぇい・K・ろーぜんがーど
ハーバード大学ケネディ・スクール公共政策担当講師、ラジャワリ財団アジア研究所金融部門プロジェクト部長兼アカデミック・ディレクター
35年以上にわたってアジア、アフリカ、ラテンアメリカにおける開発政策に関わる企画、実行および評価作業に携わってきた。
一橋大学やシンガポール国立大学で客員研究員を務めた。
プリンストン大学からBA、ハーバード大学からMPAとDDesの学位を授与されている。
藪下 史郎 【訳】
やぶした しろう
早稲田大学政治経済学術院名誉教授。
イェール大学Ph.D.取得後、東京都立大学、横浜国立大学を経て、1991年から早稲田大学政治経済学部教授、2014年3月退職。専門は応用マクロ経済学、金融論。イェール大学大学院在籍時にジェームズ・トービン、ジョセフ・E・スティグリッツらに師事。
主な著書に『金融システムと情報の理論』(東京大学出版会)、『金融論』(ミネルヴァ書房)、『スティグリッツの経済学 「見えざる手」など存在しない』(東洋経済新報社)などがある。