著者は、アジアとアフリカの農業発展・工業発展について、常に現地に足を運び、フィールドワークを重ねながら、その理論化をはかってきた。本書は、開発経済学の分野における世界的第一人者である著者のこれまでの研究の成果がすべて詰まった「開発経済学」の集大成の本であり、貧困の根本的な解決に必要な、多くの人が従事できる「まともな仕事」を創出するには何が必要か、について、1つの「答え」を提示する。