序 章 金本位制移行から昭和恐慌まで:歴史的概観 第1部 金解禁論争をめぐって 第1章 国際金本位制の足かせ 第2章 「失われた13年」の経済政策論争 第3章 金解禁をめぐる新聞メディアの論調 第4章 経済問題にかかわる雑誌ジャーナリズムの展開 第2部 回復への途 第5章 昭和恐慌に見る政策レジームの大転換 第6章 昭和恐慌と予想インフレ率の推計 第7章 昭和恐慌期における不良債権問題と金融システムの転換 第8章 なぜデフレが終わったのか:財政政策か、金融政策か 終 章 昭和恐慌の教訓 第47回 日経・経済図書文化賞を受賞しました
岩田規久男 [編著者]
いわた・きくお
1942年生まれ.66年東京大学経済学部卒業.73年同大学院経済学研究科博士課程修了.上智大学経済学部教授等を経て,現在,学習院大学経済学部教授.
主な著書:
『土地と住宅の経済学』日本経済新聞社,1977年(エコノミスト賞受賞).
『金融政策の経済学』日本経済新聞社,1993年.
『経済学を学ぶ』ちくま新書,1994年.
『金融入門』岩波新書,1999年.
『デフレの経済学』東洋経済新報社,2001年.
『昭和恐慌の研究』(編著)東洋経済新報社,2004年(日経・経済図書文化賞受賞).
『日本経済を学ぶ』ちくま新書,2005年.
『日本経済にいま何が起きているのか』東洋経済新報社,2005年.
『ゼミナール 経済政策入門』(共著)日本経済新聞社,2006年.
『テキストブック 金融入門』東洋経済新報社,2008年.
『「不安」を「希望」に変える経済学』PHP研究所,2010年.
『経済学的思考のすすめ』筑摩選書,2011年.
『デフレと超円高』講談社現代新書,2011年.
『福沢諭吉に学ぶ思考の技術』東洋経済新報社,2011年.