市場社会の形成と崩壊
経済社会学の古典的名著。近代の潮流を大きく2つに分類し、互恵的、家長的な共同体的経済から自己調整的近代市場経済への枠組みの変転を描く大著。経済人類学者ポラニーの集大成の新訳。新版については、読みやすさに加え、訳注等も充実。スティグリッツ、ブロックの序言を付す。「IMF、世界銀行といった国際的金融協調のコンセプトがまだ机上の空論と考えられていた時代に本書は書かれた。ポラニーの問題提起は現代を生きるわれわれにも鋭い問題を突きつけている」(スティグリッツ序言より)