「嫌消費」世代の研究

松田 久一著
2009年11月13日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492395219 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:212


 



「クルマ買うなんてバカじゃないの?」



若者の消費が変化している。若者はなぜ、物を買わなくなっているのか。そこには巷間ささやかれている「低収入」「格差」「非正規雇用の増加」以上に深刻な、彼ら独特の心理=「劣等感」が強く影響している。



本書では「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」と名付け、大規模な統計調査と聞き取り調査をもとに、「嫌消費」を担う世代=20代後半の「買わない心理」の原因と深層に鋭く迫る。ビジネスパーソン必読の一冊。



 


商品を購入する

概要

若者の消費スタイルが変化している。その理由を若者の強い「劣等感」に見いだし、劣等感の形成過程と経済への影響を、独自調査をもとに詳しく分析。新しい「世代論」を提案する。

目次


第1章 嫌消費の時代
第2章 嫌消費世代の登場とプロフィール
第3章 嫌消費の要因は世代特性か、低収入か
第4章 世代論はどこまで有効か
第5章 嫌消費世代のマインドと市場攻略
終 章 未来の消費社会


 

著者プロフィール

松田 久一
まつだ ひさかず

 

ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長、日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。現在では実務のかたわら、政府や自治体などの経済関係の専門委員も務めている。

主著に『消費社会の戦略的マーケティング』(ジェイ・エム・アール生活総合研究所、2003)『図解 決戦!業界関ヶ原』(洋泉社、2008)他。論文多数。