1ドル=50円時代の到来も覚悟せよ
リーマン破綻による恐慌突入を各国が協調しての財政支出により回避した世界経済であるが、その結果「金融バブル」がさらに膨れ上がり、今度は国債バブル崩壊=ソブリン・ショックが世界経済を「奈落」へと突き落とそうとしている。
財政危機と大増税の連鎖、通貨切り下げ競争や自国保護を優先する各国がブロック化を推し進める結果、輸出に頼る日本経済の景気急落は避けられない。さらに米国経済の停滞は続き、結果ドル急落・円高騰は進み、1ドル=50円時代の到来も覚悟しなければならない。
大調整期に突入した世界経済の枠組みを解説するとともに、大波乱必至の2011年日本経済を大胆予測する。
第1章ソブリン恐慌の悪夢が現実化する 第2章日本の国家破綻が近づいている 第3章デフレ地獄が猛威をふるう ~「安売り消耗戦」はいつまで続くのか 第4章世界経済は大調整の時代へ突入する 第5章グローバル・ジャングルをどう生き抜くか