創造的破壊の力

資本主義を改革する22世紀の国富論

フィリップ・アギヨン著/セリーヌ・アントニン著/サイモン・ブネル著/村井 章子訳
2022年11月25日 発売
定価 4,620円(税込)
ISBN:9784492396711 / サイズ:A5/上/488

フランス最高峰の知性による
コレージュ・ド・フランス連続講義

経済成長論の権威が語る
持続的で平等な成長と繁栄への道 
最新の研究成果で描く資本主義の未来とは? 答えは本書に!

持続的で平等な成長に向けて創造的破壊を舵取りするには?
過去のイノベーターが未来のイノベーターの邪魔をするのを防ぐには?
創造的破壊が雇用を破壊し、健康や幸福に及ぼす負の影響を抑えるには?
創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因とは?

私たちの将来について考える際の重要なマイルストーンとなる書
ジャン・ティロール(『良き社会のための経済学』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

今日の失速した資本主義が成長を回復するために不可欠な本
アンガス・ディートン(『大脱出』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

広範で重要なトピックについて、新しく想像力に富んだことを述べる魔法のような本
ロバート・ゴードン(『アメリカ経済 成長の終焉』著者)

最先端の経済分析に基づき、現代経済のダイナミクスを解剖した本
ジョエル・モキイア(『知識経済の形成』著者)

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概要

資本主義はまだ死んでいない。人類が繁栄する方法はある。資本主義と創造的破壊を飼いならすための書。

目次

第1章 新しいパラダイム
第2章 テイクオフの謎
第3章 技術革新を恐れるべきか?
第4章 競争はほんとうに望ましいのか?
第5章 イノベーション、不平等、税制
第6章 長期停滞論をめぐる論争
第7章 中所得国の罠
第8章 工業化は絶対に必要か?
第9章 グリーンイノベーションと持続可能な成長
第10章 イノベーションへの道
第11章 創造的破壊、健康、幸福
第12章 創造的破壊のファイナンス
第13章 イノベーションとグローバル化
第14章 投資家としての国家、保険者としての国家
第15章 市場・政府・市民社会のトライアングル
終 章 資本主義の未来

著者プロフィール

フィリップ・アギヨン  【著】
ふぃりっぷ・あぎよん

コレージュ・ド・フランス、INSEAD(欧州経営大学院)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授。ハーバード大学教授を経て現職。ピーター・ホウィット教授との共著にEndogenous Growth Theory と The Economics of Growthがある。

セリーヌ・アントニン  【著】
せりーぬ・あんとにん

OFCE(フランス経済研究所)エコノミスト、コレージュ・ド・フランス・イノベーションラボ リサーチ・アソシエイト

サイモン・ブネル  【著】
さいもん・ぶねる

INSEE(フランス国立統計経済研究所)シニアエコノミスト、フランス銀行エコノミスト、コレージュ・ド・フランス・イノベーションラボ リサーチ・アソシエイト

村井 章子  【訳】
むらい あきこ

翻訳家.上智大学文学部卒業.訳書に,『ファスト&スロー』(ハヤカワ文庫NF),『NOISE』(早川書房),『絶望を希望に変える経済学』(日経BP日本経済新聞出版本部),『良き社会のための経済学』(日本経済新聞出版社),『帳簿の世界史』(文春文庫),『善と悪の経済学』(東洋経済新報社),『資本主義と自由』(日経BP社)など多数.