日本語版に寄せて
序文
プロローグ
【第一部】キング・コットン──二〇〇年にわたる米国綿産業の覇権
第1章 テキサス州ラボック ラインシュ綿農園
第2章 米国綿の歴史──勝利の鍵は労働市場の回避
第3章 ラインシュ農園ふたたび──「怖いのは補助金だけじゃない」
【第二部】メイド・イン・チャイナ
第4章 綿、中国へ上陸
第5章 底辺へ向かう長い競争
第6章 女工今昔物語──農場から搾取工場へ、そして……
【第三部】もう一つの国境問題──アメリカに帰るわたしのTシャツ
第7章 怒声の合唱──政治が貿易を支配する理由
第8章 保護貿易政策の意外な結末
第9章 四〇年の暫定的保護の終焉
【第四部】本物の市場原理──ついに自由貿易に向かうわたしのTシャツ
第10章 中古Tシャツの行方──日本、タンザニア、そしてボロ切れ工場
第11章 零細企業と東アフリカとアメリカンTシャツ
結論
謝辞
訳者あとがき